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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

R.ヤーコプス:Haydn Sym No.91  

ヤーコプス指揮、フライブルク・バロックO、次はハイドンのSym No.91を聴いてみた、 
古楽器といってもvn属は楽器が当時のものであればよいとは行かない、どれくらいのテンションの弦を張るかという問題があり、ひじょうに緩く張る例からモダンに近い例まで奏者によって現状はまちまちだと聞いたことがある、それによって奏法や音楽の物腰も変わってくると思う、過去に取り上げたS.クイケン指揮、ラ・プティット・バンドの同じHMへの録音は緩い弦の響きに思われた、今回のフライブルク・バロックOのサウンドもほぼ同じで、vn群はしんなりと響く、このorchを土台に演奏を築くことになるが、か弱い演奏にはなっていない。
r jacob hay s 91r jacb hay s 91cd
ルネ・ヤーコプス指揮、フライブルク・バロックO
2004年 ハルモニア・ムンディ
 TOWER RECORDS
No.91はモーツァルトのSym No.39と同じく変ホ長調で、第1楽章の第1主題[21~]が"歌う主題"のタイプだ、[36]から出てくる前打音は例によって"譜どおり"の演奏、
sc01 17
かつて初めて聴いたNo.91はK.ベーム指揮、VPOの演奏で、ゆるりと始まり、重々しい印象が焼き付いてしまったが、ヤーコプスの演奏はAlleglo assaiらしい溌剌としたものだ、透明感のある合奏の中で、1本だけ入ったflトラヴェルソが細やかな味わいで浮ぶのが印象的、展開部以降も反復され、強奏、弱奏のコントロールで十分な深みが表現される、
第2楽章、どこかのパートが最初のテーマを奏で続け、変奏パートが重なる形式、始まりから[24]までは弦が主体で反復があるが、ここでコンサートマスターがひじょうに魅力な装飾演奏を重ねている、
sc02_20180620091943462.jpg
*vcとbassにパートが分かれている
このあとは変奏部分なので作品自体を聴くことになる、[49]auftaktからテーマが変ロ短調になり、一時趣きを変え、[87]auftaktで元のテーマに戻す、ハイドンらしい機知に富んだ変奏だが、程よいところで終わる。
メヌエット、キビキビと切れ味を持ったテーマ、ここでもflトラヴェルソが浮き立って聴こえて心地よい、トリオはレントラー風になり、木管の柔らかさの中にナチュラルhornが野性っぽく高鳴る。
終楽章、快速だが極端ではない、押しては引くような音量の波、この終楽章は展開部も聴きどころで懐深く聴かせる、後半も反復する。

当演奏はyou tubeには挙がっていなかった、
参考動画はS.ラトル指揮BPO、こちらも第2楽章に装飾を入れた好演、
s r hay sym91 you
you tube:Haydn: Symphony No. 91 - Bavarian Radio Symphony Orchestra/Sir Simon Rattle (2012)
  *  *  *  *  *  *

PS.昨日の燕
6 19 d
6 19 n
昼は整列、夜はワサワサ

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: F.J.ハイドン

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コメント

こんにちは
今音を出せないのですが、装飾音の話は奥深いし興味深いですよね。
あるパターンで刷り込まれてしまうと違うものがどうにも受け入れられなくなっちゃったり。
作曲者が考えていたことと違うことをするのをNGとしてしまえばそれまでですが、
それも面白いと思えば無限に楽しめる・・のかな。

unagi #- | URL
2018/06/20 12:34 | edit

unagiさん こんばんは

細かいことですが、前打音の入れ方一つで好きな演奏か否か、分かれてしまうこともあって不思議です;
様々であっても、結果として作品のいいところをパっと感じさせてくれる演奏はNGじゃないと受け止めていますけどね、それが0.何秒の瞬間だったりします^^

michael #xNtCea2Y | URL
2018/06/20 20:49 | edit

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