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Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

惑星系誕生の現場  

これまで、アルマ望遠鏡が捉えた太陽系のような惑星系が生まれようとしている、原始惑星系円盤について何度か取り上げた、この現場を見るには極めて高い解像度を要するが、アルマ望遠鏡は多数の電波望遠鏡をシンクロさせ、超大口径の望遠鏡に匹敵する解像度が得られ、人の視力に置き換えると"2000"に相当する(100km先の1cmが見分けられるレベル)
aca.jpg
アルマ望遠鏡
台湾・中央研究院天文及天文物理研究所および米・アリゾナ大学のRuobing Dong氏らは、おうし座の方向500光年にある原始星「MWC 758」をアルマ望遠鏡で観測した、この画像は今まで原始惑星系の謎だった部分を解明する姿を見せているそうだ。
MWC758 alma 01
MWC 758 明るい部分は惑星となる塵が多く集まったところ

MWC 758は地球から見てちょうど極方向から眺める角度で、傾きなく観測できる。
ほぼ中央に原始星がありその周囲が暗い穴のように見える、この暗い部分の説明として、原始星の光による圧力で周囲のガスや塵が吹き払われたため、という説があったが、その場合、原始星を中心に偏りなく、ほぼ均等な円になるはずだ、
MWC758 alma 02
しかしこのMWC758では暗い穴は楕円で原始星は中心からずれている、
これはケプラーの第一法則そのものに見えている、原始星の光ではなく、周囲を回る惑星か惑星になりつつある塵の集団の重力によるものと考えられる、
5341-11-1.jpg
ケプラーの第一法則:楕円軌道で廻る惑星の一定時間の動きによる面積は①、②、③とも同じになる

また、MWC 758は赤外線観測で渦巻き銀河に似た渦巻腕が発見されていたが、
MWC758 VLT
ESO VLTによる赤外線画像
赤外線観測だけでは本当に渦巻腕があるのか、円盤構造の影で渦巻きに見えているだけなのか明らかでなかったところ、今回のアルマ望遠鏡でもその1本が観測され、電波による観測で塵の密集した渦巻腕が実在することがわかった。この渦巻腕は惑星の重力が作り出す「密度波」によって生じると考えられるそうだ。
mitudoha.jpg
密度波:波の"密"のところに腕ができる
密度波と言えば過去に書いた銀河の渦巻腕のでき方と同じ理論か?
銀河渦巻きの謎
   *  *  *  *  *  *

PS.昨日撮ったツバメ、たぶん親鳥? 嘴の色が確認し辛い;
6 30 01 b

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 宇宙・天体

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