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Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

古い曲ほど新しく  

ルネサンスやバロックのリュート作品を現代のギターで美しく弾くことはもちろん可能だが、自分の場合、曲が書かれた当時の響きにより近づきたいと思い、リュートに持ち替えた、演奏についても奏者達の間で研究が進んできて興味深い。 
聴く側に廻っても趣向は同じで、作品が書かれた当時の演奏習慣を探った、曲の真価が聴ける演奏を求めたくなる、バロックについては今や20世紀的(1970年代まで?)な演奏は無いのではないかという感じ、極端な例を挙げると
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you tube:W.フルトヴェングラー/ヘンデル 合奏協奏曲 Op 6 No 10
こういう演奏もあった、その後'60~'70年代もその時代の趣味で演奏していた、というのに変わりない、
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you tube:H. Szeryng, H. Dreyfus - Handel: 6 Violin Sonatas; Arcangelo Corelli: La Folia (Rec. 1981)
何を演奏しても同じ化粧で同じに聴こえてしまう、現代人にもウケのよい旋律美を持った曲にしか通用しない、そういう意味で「間違いだった」ということになる、
古典派についても、20世紀終り頃から、古楽研究による演奏が増えてきて、その影響下で、お馴染みの作曲家はもとより、忘れられていた作曲家らにもひじょうに魅力を持った人がいるのがわかってきた、これらも20世紀的な奏法では気づかなかったと思う、
演奏しだいでまるで変わってしまう。
時折話題にする、ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)などはモーツァルトとは趣味の違う才気を持っているのが魅力で、知り得て幸運だったと思う、復活のタイミングも良かったかも。
このフルート五重奏曲ニ長調VB188は室内楽の傑作だと思う。
20140315 (1)
J.M.クラウス フルート五重奏曲ニ長調VB188
マルティン・サンドホフ:fl.トラヴェルソ、シュパンツィヒ・クァルテット

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you tube:J. M. Kraus - VB 188 - Flute Quintet Op 7 in D major
数こそ少ないが交響曲も魅力だ、2032年に向けてハイドンsym全集を目指す、G.アントニーニ指揮による演奏で、交響曲ハ短調VB142、
20140315 (2)
J.M.クラウス 交響曲ハ短調VB142
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮、バーゼル室内O.(ピリオド楽器)

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you tube:Kraus Symphony VB 142 | Giovanni Antonini | Kammerorchester Basel (Haydn2032 live)

*因みにJ.M.クラウスの同じ曲(vnソナタ VB157)で聴き比べると、
1.近年の録音だが、20世紀的な演奏
you tube:Joseph Martin Kraus - Violin Sonata in D minor, VB 157(walter schwede,violin)
2.古楽奏者による演奏
you tube:J. M. Kraus - VB 157 - Sonata for harpsichord & violin in D minor(Nils-Erik Sparf, violin)
曲の活き活きとした"素"の魅力が聴けるのは後者だ。

曲の真価を表現できれば古楽器である必要はない。
トーマス・ファイ、アイヴォー・ボルトン、先日のアダム・フィッシャーなど、そういう演奏を聴かせる指揮者が多くなった。
ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 古典派

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