Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

N.マリナー:ハイドン86番  

昨日の話題のC.ホグウッドが通奏低音を務めていたということで繋がりがありますが、アカデミー室内O、ネヴィル・マリナー指揮によるハイドンのパリ・セットが届きました。外国発注の中古CDで随分日にちがかかりましたが、どうにか手に入りました;

hay amf

協奏曲のバック以外でマリナー&アカデミーOを聴くのは超久しぶりです。昔購入した100番と103番、オラトリオ「四季」の演奏が印象的で、これほどハイドンを"見通し良く"聴かせてくれた演奏は他になかった記憶です。それまで大編成の塊のような響きを押し付けられ、わかったようなわからないような演奏が多かったですが、曲の骨格がよくわかり、味わいどころをよく伝えてくれる。現代の理想的なハイドン演奏の草分けだったと言える気がします。ビブラートをしっかりかけた70年代らしい奏法ですが、全員がソリスト級の練り上げられたアンサンブルは不変の価値を持っているでしょう。
82番「熊」からして、とてもいいですが、例によって86番を先にじっくり聴きました^^
第一楽章は快速で短い一瞬の音まで生気を込めたような、凄い集中力を感じます。
第二楽章は涼やかに始まり、幻想的なカプリチォの森を散策させます。
メヌエット楽章は古いタイプの演奏にありがちな大袈裟な演奏じゃないところがいいですね、程よい大らかさが次の終楽章と対比がついていいです。
終楽章がまた痛快でT.ファイを凌ぐような迫力、そんな中でも全ての音のパーツがきちんと整っている、弦の弾きっぷりはもちろん、トランペットの短く鳴る一音まで、妥協を許さない仕上がりを聴き取れます。
録音はフィリップスの黄金期ですね、甲高くもなければデッドでもない、C.デイヴィス盤と同質、じつに小気味よい絶好のバランスで聴けます。
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category: F.J.ハイドン

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