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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

"多感様式":C.P.E.Bach fl Con Wq.22  

バロック期から古典派期に移行する間にギャラント様式の時代があり、フランスのロココ趣味を模範とした、厳格なポリフォニックな書法から流麗な主旋律を重んじたホモフォニックな書法へと移っていた。多感様式とも呼ばれ特にカール・フィリップ・エマヌエル・バッハを中心とした18世紀後半のドイツで発達した、 
c p e bach
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)
感情表現を重んじ、突然の気分の変化が特徴的で、音楽進化の中で少し枝分かれした部分にも思える、これは疾風怒濤期のハイドンなどにも影響を与えていて、C.P.E.バッハを彷彿させる楽章も聴かれる。昨夜もその魅力をよく湛えたフルート協奏曲ニ短調 Wq22をじっくり再聴した、手持ちの音盤は原曲の鍵盤と合わせ5種あるがこれが気に入っている。
c p e bach fl con wq22 *カップリングの関係で表紙の肖像は末弟 J.C.バッハである
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ フルート協奏曲ニ短調 Wq22
flトラヴェルソ:クリストフ・フントゥゲボールト
シュテファン・マイ指揮:ベルリン古楽アカデミー  HM

第一楽章はベルリン古楽アカデミーのしなやかな響きとともにカチっとした枠組みを聴かせる、弱奏をぐっと引いて聴き手を引き込む、flソロはバックの枠組みに乗っかり、自由な遊び心を感じさせる、巧みな装飾演奏がくつろいだ気分にする。
第二楽章の涼やかな風のような始まりは古楽器ならでだろう、flソロも遠くから聴こえるように始まり、内面的な語りかけのようだ、笛と風の音を合わせたような flトラヴェルソの味わいがよりふさわしい。
終楽章、orchは快速、びしっとテンションを上げて前奏部分で引き付ける、バスの力感、内声のトレモロが弱奏部にも緊迫感を与える。flソロは意外なほど優雅でゆとりのある美音に徹しテンションは上げない、緊迫感を保っているのはバックのorchだ。
原曲は鍵盤協奏曲として書かれており、fl 向きに書き直された部分もあるが、あえて鍵盤的な駆け抜けるパッセージも多く残され、特に終楽章はスリリングな聴きどころ。
sc fl con wq22
終楽章より
you tubeに当盤が挙がっている
c p e bach fl con you01
you tube:C.P.E. Bach / Flute Concerto in D minor, Wq. 22 (H. 425)
もう一つライヴを、
c p e bach fl con you02
you tube:C.P.E. Bach - Concerto for flute, strings and continuo in D minor Wq 22

ご覧いただき、ありがとうございました。

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