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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

O.スウィトナー:Schubert Sym No.5(LP)  

ベートーヴェンがSym No.7、No.8を初演したのが1814年、シューベルトがNo.4とNo.5を書いたのは後の1816年である、私設orch.のために書かれたらしいが、No.5ではcl、trp、timp、を欠く時代を逆戻りしたような小編成でこれも逆に興味が湧く、ベートーヴェンはSym No.7、No.8では何か開眼したような執拗なまでの盛り上げっぷりだが、シューベルトはあくまで耳心地良い音楽に仕上げている。
再び聴いたのはO.スウィトナー指揮、SKBによるSym No.5変ロ長調、デジタル音源をDMMカッティングしたLPというのも面白い、再生音は確かに良好、
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シューベルト 交響曲No.5 変ロ長調
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
D.シャルプラッテン

スウィトナーの指揮はいつもどおり、清潔な響き、この曲には一際相性がよい。
この作品はハイドンの確立した形式がしっかり基盤として感じられ、同時に和声の移ろいなどシューベルトらしい魅力も聴かれる。
第一楽章、さらりとした短い導入があって弦で溌剌とした第一主題に入る、第一主題をしばし扱い、穏やかな第二主題に入る。展開部も第一主題導入部から始まり、同主題を扱うが短いもので、再現部に移る。再現部内にも小さな展開を設けて終結する。
第二楽章、始まりを聴くと、ハイドンのSym No.90の第二楽章の雰囲気、3部形式で中間ではシューベルトらしい趣きに包まれる。
第三楽章はト短調で書かれ、平穏ぎみの作品の引き締めどころでもある。モーツァルトSym No.40のメヌエットとの近似性がよく指摘されるが、ユニゾンで導入する性格はNo.25のメヌエットに近い気がする、トリオは独特の穏やかな主題、
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終楽章ソナタ形式、ここでも軽快なハイドンのロンド主題を思わせる、第2主題も優美、展開部は複雑に凝った内容ではなが、再現部で一押し聴きどころを置いている。書法的な深みは少し物足りないが、センス良く均整が取れた魅力。

参考動画はチャールズ・マッケラスがエイジ・オブ・インライトゥメントO(ピリオド楽器)を指揮した興味深いもの、
sch sym 5 you
you tube:Schubert / Symphony No. 5 in B-flat major, D. 485 (Mackerras)
ピリオド楽器の清涼な響きで木管の味わいが前に出るが、スウィトナーとSKBのサウンド作りはこのイメージに近い。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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