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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

第3の銀河:M32p  

先日の町内夏祭りの作業で体調を崩し、まだ引きずっている、音楽にも集中できない;こんなときは遠い宇宙のことでも夢想するのがいい、
 
我々に最も身近なアンドロメダ銀河:M31はすぐお隣(254±6万光年)にありながら意外な新事実が浮かび上がってくる、M31は質量が天の川銀河の2~3倍ほどあると見積もられていたが、同じくらいだったという観測結果が今年3月に出たばかり、
M31 a
M31と伴銀河M32、NGC205
M31も衝突合体を重ねて今の大きさになったはずだが、米・ミシガン大学の研究により、天の川銀河に次ぐ規模の大型銀河が過去に衝突したことが示された、天体力学に基づくシミュレーション研究で、仮称:M32pとされた大型銀河が約20億年前に衝突したらしい、
なお、別のフランスの研究チームがM31で20億年前に爆発的星形成が起きたと発表していて、これとも時期が一致する。
また現在、伴銀河として寄り添っているM32は衝突したM32pの中心部が集団を維持して残ったものと見られている(よってM32を引用してM32pと仮称を付けた)、
m32 b
M32 画面の多くの星粒は天の川銀河内の星
一見、小さな楕円銀河に見えるが、普通に見られる楕円銀河とは違って若い星が多いという謎の答えにもなりそうだ。
M32p_20180803154446c8a.jpg
アンドロメダ銀河(M31)とM32pの衝突合体の過程。大型銀河M32pは破壊され、現在見られるM32銀河と、M31を取り囲むハローとなった(資料:Richard D’Souza. Image of M31 courtesy of Wei-Hao Wang. Image of stellar halo of M31 courtesy of AAS/IOP)
M32p 02
銀河大きさ比較
ミシガン大学のサイト
またM31を取り囲むハロー領域には球状星団が約500個もあり、天の川銀河の約150個を大きく上回る、これも大規模なイベントがあったことを想像させる、天の川銀河が呑み込んできたのは矮小銀河が多いと見られている。

なお、このような大衝突があってもM31は現在、きれいな渦巻き構造を持っている、将来(約40億年後)天の川銀河とアンドロメダ銀河は衝突合体すると予測され、合体時に爆発的星形成が起きて、その後は楕円銀河になるとされてきたが、渦巻きを持った状態で残るのかもしれない、M32pは銀河考古学、天体力学的に銀河進化を知る手がかりとなるかも。

PS. M31の円盤面には内側と外側との間に少し歪みがあるように見える。
M31 b
M31:広域赤外線探査衛星 WISE 撮影

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 宇宙・天体

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