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Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

編曲いろいろ:Bach BWV1053  

バッハのチェンバロ協奏曲は2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調(BWV1061)のみがチェンバロのためのオリジナルで、他は全て別楽器のために書かれた協奏曲からの編曲だ。
チェンバロ協奏曲No.2(BWV1053)はNo.1(BWV1052)とともに充実した傑作で、バッハはイタリアの作品から習得した協奏曲のリトルネッロ形式を遙かに発展させ、第1、3楽章に展開部に相当する内容を盛り込んでいる、シチリアーノで書かれた第2楽章も味わい深い。 
原曲譜は失われ、元はヴァイオリン、あるいはオーボエ・ダモーレか、フルートのためだったとも言われる、移調されているかもしれないので、それも考慮しないといけない、また技巧的にも鍵盤的に変えたり、そのままだったりするので断定は難しい?
BWV1053はソロの始まりを聴くと管楽器的だなという印象があり、個人的には"オーボエ・ダモーレ説"が有力に思っている、
まずはチェンバロ協奏曲No.2ホ長調(BWV1053)を聴いてみる、鍵盤的に思えるパッセージも元は簡潔だったかもしれない、
bwv 1053 cemb
you tube:BWV 1053 - Harpsichord Concerto in E Major (Scrolling)
bwv 1051 sc01
鍵盤ソロの始まり部分
元がvnのためだったら、どこかにNo.1(BWV1052)のようなアルペッジョや重音奏法の痕跡があってよさそうだが見当たらない。

こちらはob.ダモーレ協奏曲に(復元)編曲した演奏、ホ長調からニ長調に移し、鍵盤的な技巧をこの楽器らしく"戻して"あり、とても自然に聴こえる、第2楽章はob.ダモーレに相応しい趣き、第3楽章の半音上行が印象的、
20180813.jpg
カフェ・ツィマーマン アントワーヌ・トリュンチュク(Oboe d'Amore)
you tube:Bach - Oboe d'Amore Concerto in D BWV 1053
*you tubeは第2、第3楽章の再生へ繋がる、

you tubeにはないが、V.ムローヴァがバロックvnを弾いた演奏が手元にある、
bwv 1053 vn
ヴィクトリア・ムローヴァ:vn
オッタヴィオ・ダントーネ指揮、アカデミア・ビザンチナ

こちらもvnに合うニ長調に移調しているが、これはこれで味わいがある、やはり元は管楽器的に感じるが、装飾要素を加えたvnならではの細やかさで聴くのも良い。
バッハ自身が鍵盤に編曲し、それを元に戻す試みがされ、行ったり来たりが面白い。

ご覧いただき ありがとうございました。

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