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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

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系外惑星:新たに40個発見  

たびたび話題にしている系外惑星だが、これまでNASAのケプラー宇宙望遠鏡によって3000個近くの系外惑星が発見されている、その惑星系は太陽系とは似ても似つかないものが大多数を占めている。
当初は天の川のすぐ横、はくちょう座とこと座の境界付近を集中的に観測していた(この方向は恒星の数が多く、観測しやすいため)、しかし姿勢制御装置の故障のため2014年から、太陽光圧を利用して姿勢を安定させ、別の領域を観測するK2ミッションに切り替えた、 
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ケプラー宇宙望遠鏡(K2ミッション):六角形の形を利用し、側面に太陽光を受けて安定させている、
年に4回方角を変える必要がある。

K2ミッションからは赤色矮星を廻る系外惑星の発見が多くなった。
13217_illustration.jpg
ケプラー宇宙望遠鏡が捉えるのは恒星の前を惑星が横切る際の"食"による減光をとらえる、トランジット法だが、系外惑星の候補を見つけるくらいで、高解像度の望遠鏡を使い、追加観測が必要だ、8月、東京大学のJohn H. Livingston氏らの国際研究チームは、K2ミッションの生データを解析、恒星の明るさを精密に測定して有力な惑星候補を選び出し、44個の系外惑星をまとめて確認した、下図はこれらの惑星の大きさと軌道の大きさの比較、
(*公転円と惑星の大きさ表示は同じ縮尺ではない)
k2.jpg
左上は太陽系の惑星の大きさ、左下は水星の軌道の大きさを表す、惑星の色は表面の温度を表す(赤は溶岩、青は地球の表面程度)(資料:John Livingston)
これを見ると、どれも太陽系の水星の軌道よりもずっと小さいものばかり、公転周期が1日未満とか、主星に極めて近い巨大惑星(ホットジュピター)と予想されるものもある、

トランジット法による発見は惑星系の公転面が地球から見て水平に近いものに限られる、完全に水平になる確率は低く、大抵は傾きがあるだろう、直径の小さな赤色矮星を横切る"食"減光が見られるのは主星のごく近くの惑星だけだろう。
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惑星CとDは"食"から外れる
太陽系と同じように、主星が太陽と同じような恒星で、内側の軌道を適度な距離で地球のような岩石惑星が廻っている系外の惑星系を見つけるのは難しそうだ、太陽系のような具合のよい惑星配置は他にあるのだろうか。
title_20171110.jpg
*大きさ比較のみ表現、
最初に生まれた惑星(木星)が惑星系の物質の半分以上を吸収してしまい、ホットジュピターになる可能性もあったが、太陽系は複雑な経緯の末、太陽から適度に距離を置いた惑星配置に収まったという説のシナリオがあり、希少な存在かもしれない、また火星が小さいのは、この軌道域の物質を木星が多く吸収してしまったため、という説がある。
過去記事:惑星系のでき方 2

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category: 宇宙・天体

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