C.ホグウッド:Haydn Sym No.70 
2018/09/06 Thu. 08:53 [edit]
偶然だがハイドンのキリ番の交響曲には面白いものがくる、今日は70番で、古楽器orch.による演奏、ホグウッド盤を取り上げる、この曲は1本入ったflトラヴェルソが魅力的に響いてくる。

ハイドン 交響曲No.70 ニ長調
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内O
短く風変わりな曲で、何故か終楽章が突然素晴らしい、という内容でバロックの書法が多くみられる。
第1楽章、trp、timpを伴った活気のある主題で、両主題とも細切れに角張っていて流麗な要素はない、この楽章自体が導入の曲にも聞こえる。
第2楽章は「二重対位法のカノンの見本」と珍しくタイトルが記されていて、バロック的な書法も取り入れた変奏曲、ニ短調の悲歌的な主題が長調に転じ交互に出る、flが重なる短調部分の変奏が魅力だ。
メヌエット、総奏で始まる堂々とした主題、トリオ含めとくに凝ったところはない。
終楽章、ニ短調で第1の主題はppで聴力検査の信号音のように始まる、こんな始め方もある種ユーモアか、

導入部にフェルマータを置き、[27]から3つの主題を合わせたフーガに入る、


管楽器も主題の演奏に加わり、timpも第1のテーマに対応できる、例によって連続バスが入る[120]からがクライマックス、

短いながらバロック様式を見事に取り入れた楽章、この終楽章が70番を隅に置けない作品にしている。
70番は1779年の作だが、ハイドンはこれより7年ほど前、太陽弦楽四重奏曲op.20の中でも凝ったフーガ楽章を書いている。
you tubeからはC.ホグウッド指揮、AAMを挙げる、

you tube:J. Haydn - Hob I:70 - Symphony No. 70 in D major (Hogwood)
ご覧いただき、ありがとうございました。

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ハイドン 交響曲No.70 ニ長調
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内O
短く風変わりな曲で、何故か終楽章が突然素晴らしい、という内容でバロックの書法が多くみられる。
第1楽章、trp、timpを伴った活気のある主題で、両主題とも細切れに角張っていて流麗な要素はない、この楽章自体が導入の曲にも聞こえる。
第2楽章は「二重対位法のカノンの見本」と珍しくタイトルが記されていて、バロック的な書法も取り入れた変奏曲、ニ短調の悲歌的な主題が長調に転じ交互に出る、flが重なる短調部分の変奏が魅力だ。
メヌエット、総奏で始まる堂々とした主題、トリオ含めとくに凝ったところはない。
終楽章、ニ短調で第1の主題はppで聴力検査の信号音のように始まる、こんな始め方もある種ユーモアか、

導入部にフェルマータを置き、[27]から3つの主題を合わせたフーガに入る、


管楽器も主題の演奏に加わり、timpも第1のテーマに対応できる、例によって連続バスが入る[120]からがクライマックス、

短いながらバロック様式を見事に取り入れた楽章、この終楽章が70番を隅に置けない作品にしている。
70番は1779年の作だが、ハイドンはこれより7年ほど前、太陽弦楽四重奏曲op.20の中でも凝ったフーガ楽章を書いている。
you tubeからはC.ホグウッド指揮、AAMを挙げる、

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category: F.J.ハイドン
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