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T.ファイ:ハイドン52番  

最新のCDには(SACDとか関係なく)ひじょうに情報量が詰まっています、やはりmp3では聴けない音、CDとして買うだけの価値はあります。初めて聴くCDはボリューム下げぎみで聴くのですが、このT.ファイの録音(hanssler)の場合、それでもやけに音像が大きく剛音に聴こえました、録音がまずいのか?と錯覚を起こしましたが、ボリュームを通常より思い切って下げた位置で普通の音響となりました;もう少し削っても支障ないほど情報量の多い贅沢な音源です。

hay 52 49

52番、第一楽章は低域のユニゾンで始まり、これはベートーヴェンの「運命」やモーツァルト、ピアノ協奏曲24番を予期させるものだと言われます。まあ、ユニゾンで力強く提示するのも常套手段でしょうけど。展開部は第二主題で導入され、グルックの「アウリスのイフィゲニア」序曲の展開部分を思い出す劇的な雰囲気が魅力です。ファイは例によって動と静、鋭さとレガートの対比をつけながら、各部の表情を深く聴かせます。バスラインにもしっかり旋律の表情をつけます。
第二楽章は疾風怒涛の緩叙楽章らしく沈静化した気分で始まりますが、それまでの作品より数段深みのある構成です、ファイはきめ細やかに聴かせます。
メヌエットはアウフタクトで始まり、拍子を見失いがちな感覚で落ち着かせません、上声、低声が互いに遅れて模倣するためでしょう。トリオも殆ど同じテーマで続きのように演奏されます。ファイはゆっくりめのテンポで瞑想的な雰囲気を出します。
終楽章は二声のポリフォニックな不安気な第一主題で始まり、続く第二主題が味があって沈静の役目をします。展開部は第二主題で導入、第一主題で激しく構築、休符のあと第二主題で一旦落ち着かせ、激しい終止で終わります。展開部と再現部の区分がないようで、緊張感が維持されます。ファイは適度に快速、このへんの演奏はさすがにぬかりはないです。
しかしハイデルベルク響の弦はモダン仕様のはずですが、これほど古楽器的に弾くオケは他にないですね。
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category: F.J.ハイドン

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