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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

コンチェルト・ケルン:J.M.Kraus Sym Es-Dur  

古典派期のヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)は、現在のドイツ、バイエルン州ミルテンベルクの生まれで、スウェーデン国王、グスタフ3世に見いだされ、スウェーデンに移った、作曲のほか劇作家、画家としても活躍したマルチ芸術家だった。 
j m kraus
Joseph Martin Kraus
1782年から4年間、ヨーロッパ音楽修行に送られ、恵まれた待遇だったようだ。ウィーンではハイドンに会い、交響曲VB142を献呈している。ハイドンはモーツァルトに匹敵する才能と評したと伝わるが、作品の内容からして、ありそうな話、クラウスはフリーメイソンにも加入し、モーツァルトと会った可能性もある。
フランス革命が起きて間もなくの1792年、庇護者だったグスタフ3世が暗殺され、クラウスも同年末、結核で他界した。
Gustavo III
Gustav III

さて、クラウスが書いた交響曲でとくに親しみ易く聴きどころも十分なのが、変ホ長調VB144あたりだろうか、録音はNAXOSのスンドクヴィスト盤もあるが、コンチェルト・ケルンの演奏が特に良い。
j m kraus sym cd
ヨーゼフ・マルティン・クラウス 交響曲変ホ長調 VB144
コンチェルト・ケルン
1991年 CAPRICCIO

第1楽章、アレグロ、序奏を置かず、確固とした動機で始まり、ホモフォニックで颯爽とした推進力を持つ、コンチェルト・ケルンは爽快な弦とバスのリズムや内声弦のトレモロがキビキビ引き締める。第2主題は穏やかでゆったりflトラヴェルソが重なり華やぐ、提示部の終わりは明るく高揚させ、反復は省略、短調の展開部の入りで弦楽がぐいっと引き付け、緊張の始まり、第1主題後半を用いて深める、展開部後半は第2主題で明るく、再現部は回想するようにまとめ、終結部も明るく終わる。
第2楽章、ラルゲット、シチリアーノ風で短調の悲歌的な主題が涼やかな弦で始まる、オーボエが加わり繰り返す、印象に残る名旋律だ、中間部は長調主題に変わり、obが奏でるがこれも表情が美しい、また始めの短調に戻る三部形式。
第3楽章、アレグロ、楽章の始まりから弦による凝った対位法で始まる、やがてトゥッティの快調な部分に入る、このあたりが第1主題群か、やや構成は複雑のようだ、快活な推進力で進め、提示部を反復する。展開部の入りも緊迫感があり、突き進む、やがて冒頭の対位法を少し再現するがトゥッティが割って入り、そしてまた対位法を複雑、念入りに聴かせる、ここは見事。再現部に当たりそうな部分も聴きどころを入れて、スパっと終結する。
you tubeにコンチェルト・ケルンの演奏が挙っている、
j m kraus vb144 you
you tube:Joseph Martin Kraus (1756-1792) - Symphony in E flat Major

ご覧いただき、ありがとうございました。

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