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銀河団の内部では星が生れない  

天の川銀河のような渦巻き銀河は星の材料となるガスや塵を豊富に持っており、今もあちこちの星雲の中で星が集団で生まれている、 
おとめ座 渦巻き銀河ngc4526
おとめ座 渦巻き銀河 NGC4526
一方、楕円銀河やレンズ状銀河のように年老いた星ばかりが残り、新しい星の材料が欠乏した銀河もある、このような銀河は銀河が集まる銀河団の内部ほど多く分布しているという特徴があるが、それが何故か、はっきりとはわかっていない。
かみのけ座 楕円銀河NGC4150
かみのけ座 楕円銀河 NGC4150
りゅう座 レンズ状銀河NGC5866
りゅう座 レンズ状銀河 NGC5866(少し星間物質を残している)
数百~数千個の銀河が集まる銀河団の領域は銀河のほか高温のガス、ダークマターに満たされている(*銀河団内に高温のガスが存在するのは何故か: 銀河団の外側から銀河団へと落ちてくるガスは衝撃波を形成し、重力エネルギーが熱エネルギーへと変換され、結果、ガスが加熱される)、銀河団の中央部へ新たな銀河が引き込まれていく際、その銀河内では新しい星の形成が急に止んでしまうらしい、
星の形成には銀河内の低温のガスが必要であり、これが凝縮して星を生み出すが(高温のガスでは散逸してしまう)、それが豊富だった銀河も銀河団内部に落ち込む際に銀河団を満たす高温のガスによって剥ぎ取られてしまう、という1つのプロセスが考えられる。
ほかに考えられるのが、スターバーストのように銀河の星形成エネルギーが銀河内の冷たいガスを外に吹き払ってしまい、これは時間的に速く進行すると予測されるそうだ。

米・カリフォルニア大学リバーサイド校、Ryan Foltz氏らの研究によれば宇宙の様々な年代(つまり遠くを観測するほど過去)の銀河団で星形成が止まった銀河を調べ、遠方と近傍の銀河での星形成が止まる時間スケールの比較から、先述の「高温のガスによって剥ぎ取られる」というプロセスが予測に合うとのことだ。
VirgoGCM_andreo.jpg
おとめ座銀河団(近傍の銀河団で約6000万光年)
SpARCS J0035
ほうおう座の銀河団「SpARCS J0035」(約90億光年)HST撮影、宇宙年齢が48億歳だったころになる、(資料:Jeffrey Chan, UC Riverside)

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