Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ホグウッド:ハイドン交響曲17&36番  

C.ホグウッドが計画していたハイドン交響曲全集の第2巻です。解説書の最後のページには"完成予定″の全巻リストが載っていて、パリ・セットに入る少し手前で中断しています。ロンドン・セットは4曲だけ単独に先行録音していますが、中途半端だし、パリ・セットが皆無というのは非常に残念。ホグウッドの86番、102番など聴きたかったですね・・(本音;)

hay hog

ハイドンの演奏が成功するかどうかは本当に紙一重の出来、不出来にかかってくるように思います。S.クイケンがオケ・メンバーに100%以上の要求をした、というのと同レベルの演奏をホグウッドも実現しながら、じっくり進めていたものと思いますが、この3枚組を手にしただけでも感じます。速すぎるテンポは避け、装飾的な旋律なども精密なアンサンブルで丹念に聴かせます。ロンドン・セットも再録の予定だったのかも?オワゾリールのナチュラルな録音も文句なし。
さてこの中から、17番と36番を聴きました、この2曲、17番はモルツィン家時代、36番はエステルハージ家時代初期に一応分類されますが、第一楽章の構成は姉妹作品と思われる共通の魅力があります。ハイドンの交響曲には簡潔な主題で響きの対比、切れ味が聴きどころのタイプも多いですが、これら2曲は快活さも持たせながら、装飾的な美しい素材で気分の移ろいもデリケートに快調に繋がれていく室内楽的美しさで、さらに展開部が2部構成になっているのも例外的な聴きどころです。同タイプの曲はほかに見当たらないので希少な傑作ですね。ただし17番は3楽章、36番は4楽章の構成です。ともに第二楽章以下はまずまずといった内容でしょうか、17番の第二楽章ヘ短調はなかなか味わいがありますが。
これら2曲はフィッシャー盤も佳演ですので、比較して即楽しめます。
Symphony No. 17 in F major Fischer
Symphony No. 36 in E-flat major Fischer

fi hay
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category: F.J.ハイドン

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