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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

R.ストーン:S.L.Weiss Lute協奏曲集  

バッハの無伴奏vc組曲など、他の楽器で演奏する際、1音の追加、変更もしちゃいけないという方針の人もいる一方、積極的に編曲、補作のチェレンジをする演奏家もいる、バロック音楽を徹底して研究している人がやるならこういう姿勢に大いに興味が湧く。
何の研究もないテキトーな編曲(そんな出版譜もみられる)ならやらないほうがいいが;
 
バロックluteを弾く者にとって不可欠な作曲家 シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750)は生涯の最後はドレスデンで活躍し、多くのリュート独奏曲を残したが、リュートが入るコンチェルトも書いていた、残念ながら残っているのはリュートのソロパートだけで、他の楽器のパートは失われている、
そこでこれは異色のアルバムと言える、リュート奏者のリチャード・ストーンが残されたリュートのソロパートを基に他のすべてのパートを補作して、リュート協奏曲に再現したというものだ、「世界初録音」とあるが、そりゃ当然^^
weiss lute con
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス 原曲
リュート協奏曲集
リチャード・ストーン:lute及び編曲
テンペスタ・ディ・マーレ
2002年録音 CHANDOS

ヴァイスが学んだ地であるイタリアの作曲家、ヴィヴァルディ、コレッリなどの影響も受けているという想定も踏まえ、また残されたソロパートから見えてくるものもあるだろう、当時の様式に従い、luteソロから導かれる主題で再構築されている、自分で好きに作曲するのとはまるで違う難しさがあると思う。
音楽としての出来栄えは聴く人の評価になろうが、奇妙なところはなく、知らなければオリジナルと思ってしまいそう、大変な偉業だと思う、luteや他の演奏も見事。
収録曲は以下のとおり、
Track.jpg
聴いてみると3楽章で書かれた1曲目 SC.90はヴィヴァルディ風と言えるがバッハとコレッリも少し入った感じ?弦楽が沈黙し、luteソロの部分も聴かせる、
weiss lute con you
you tube:Concerto a cinque in C major,SC 90
最も気に入ったのは3曲目 SC.9だ、flとluteのみで演奏され、flのパートとluteの上声とバス旋律で、実質トリオになっているが、緩急緩急の4楽章で、雅びな緩叙楽章とフーガ書法で快活な急楽章の取り合わせはテレマンを思わせる聴き栄え、Gwyn Robertsのflトラベルソの上手さと合わせ魅力である。
you tube:Concerto for lute & flute in F major,SC 9
*このyou tubeは一部トラック順に入っておらず、当曲は第3→4楽章に続くように書かれているのに、順が入れ替わっている;
4曲目 SC.57は3楽章でヴィヴァルデイ風、編成は最も大きいがluteの活躍も聴きどころ、
you tube:Concerto grosso in B flat major,SC 57
you:tubeは他の曲も一応全て入っている、全曲素晴らしいとはいかないが魅力な楽章を拾い聴きするのもよい。
因みにStoneのluteも巻弦を使った響きではない。
Stone-Richard.jpg
Richard Stone

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: Lute music

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