FC2ブログ

Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

衝突銀河:ガイア・エンケラドゥス  

天体の命名、あるいは探査機の愛称としてもギリシャ神話に由来する名がよく用いられる、
位置天文衛星「ガイア(Gaia)」の名はギリシャ神話に登場する女神ガイアで天と地を象徴する、カオスから生まれた世界の始まりから存在する原初神とされる、エンケラドゥスはガイアから生まれた巨神の一人だそうだ。 
gaia p
ガイア

さて、位置天文衛星「ガイア」のデータに基づき、また興味深いシミュレーション研究の結果が発表された、天の川銀河の大イベントになる、
gaia_20181110092048b59.jpg
esa:gaiaページ
オランダ・フローニンゲン大学のAmina Helmi氏らの研究により、約100億年前に天の川銀河に規模の大きな銀河衝突があった明らかな形跡が捉えられた。
ガイアの第2期データの内、約700万個の星が三次元的な移動速度も捉えられている、これらの内3万個程の動きが天の川銀河の大部分の星に対し逆方向で、細長い軌道を描き、銀河を取り囲むハローの領域を動いているそうだ、
Milky Way
シミュレーション結果と観測データを元に作られた、他と異なる動きを見せる星々の位置や運動を示したイラスト(資料:esa)拡大画像

また、地上からのAPOGEEサーベイで得られたデータで星の化学組成を調べたところ、これらの星は天の川銀河の星とは異なる性質を持っているとわかった。
現在ある規模の大きな銀河は矮小銀河を呑み込み、ときに大きな銀河と衝突合体して成長してきたと考えられるが、今回の研究結果は天の川銀河に規模の大きな衝突があったことを示し、約100億年前、小マゼラン雲より少し大きな銀河が、当時はまだ小さかった天の川銀河に衝突(相対的に大きな衝突と言える)、この衝突してきた今はない銀河に「ガイア・エンケラドゥス」と名付けたそうだ、
Milky Way you
you tube:Merger in the early formation stages of our Galaxy
天の川銀河(青)の形成初期に起こったガイア・エンケラドゥス(赤)との合体シミュレーション動画(esa)
(因みに地球と最後の大衝突を起こし、月を作ったという原始惑星「テイア」も仮説上の天体名だ、「ネメシス」なども?)
また、ガイア・エンケラドスと同じような軌道をもつ数百の変光星と13個の球状星団も見つかったので、これも裏付けとなる。
以前から天の川銀河本体とは逆向きの軌道を持つ星々がハロー内に発見されていて、由来の異なる衝突銀河の名残と考えられていた。

PS. 銀河衝突といえば、8月にお隣のアンドロメダ銀河でもあった事について書いた、
第3の銀河:M32p
こちらは20億年ほど前で、もっと大規模らしい、

ご覧いただき、ありがとうございました。

にほんブログ村
関連記事

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/2047-5df59fe9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック