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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

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C.アバド:Beethoven Sym No.6「田園」(BPO)  

期間を置いてあらためて聴いてみると、気付かなかった良さが見えてくることがある、アバドのベートーヴェン「田園」、BPO盤を再聴してみた。
VPO時代とはスタイルを変えている、 
20140221.jpg
交響曲No.6 ヘ長調「田園」
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
DG 2000年5月

このシリーズ録音は、はじめはボリュームの設定に迷うがあまり大きくしないほうがよい、orch.の物量感で押してくることはなく、旧来の演奏に馴れた耳をリセットする必要がある。
全体が弱奏基調で、身を軽くして表現力を高めている、
第1楽章は快調なテンポ、弾む感じを維持して進める、木管や弦の内声などが主要なパートとなる際は明瞭に浮き立たせている、旋律の動きに応じた強弱、レガートな中にも心地よい切れ目が入ったり、細やかで味わい深い、
第2楽章が先に述べた効果がさらに魅力で聴きどころ、この楽章も遅くせず、12拍子の3拍を1つにしてリズミカルな感覚で通す、
[18]からあるppの所は16分音符6つになるが、
sc02 17
小刻みではなく、ふわっとレガートに繋ぐ、
misiki_2018111110313819b.jpg
アーノンクールもよく使う奏法だ、[20]で管はcl、hornだけなのもわかる気がする、
全体に管の響きが発色の柔らかいイメージで効いている、鳥の声の描写も型どおりではなく奏者の即興性を感じる、
第3楽章がまた速めで活気と切れ味十分、木管やhornによる強弱の対比も引き付ける、
第4楽章、ここで適切なボリューム設定がわかるが、cbの唸りに始まり、真に強奏が可能なtimpと金管が鋭く抜きん出て嵐を描写、カラヤン盤以上に驚かせる、各楽器が自然な扱いで、一層生々しく感じる。
終楽章、涼やかでリズミカルに始まるが深く引き込む力がある、ポリフォニックな部分では各パートが対等に分離して重なりあう、終結部の弱奏も引き付けて終わる。
c a be sym 6 you
you tube:Claudio Abbado - BEETHOVEN : Symphonien 5 & 6

2000年7月にアバドは胃癌の手術を受けたそうだが、この演奏はすぐ前の5月に録音されたものだ、退院後もすぐに復帰して精力的に活動している。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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