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S.ラトル:Beethoven Sym No.9「合唱付」VPO  

今日はS.ラトルが2002年にVPOと録音したBeethoven Sym全集より、No.9「合唱付」、 
ハイティンクやアバドより後輩であるラトルが20世紀の巨匠時代に回帰したかのような一面を聴かせるのが面白い、楽譜はベーレンライター社の校訂版を用い、従来の版と異なる箇所がいくつかある、ラトルならではの新しさも同居している、演奏は国際色豊かな組み合わせのようだ、ライヴ録音だが、VPOのサウンドの魅力は十分味わえる、
s ra be sym 9
バーバラ・ボニー(S)
ブリギット・レンメルト(C)
クルト・ストレイト(T)
トーマス・ハンプソン(Br)
サイモン・ラトル指揮、 ウィーン・フィルハーモニーO
バーミンガム市交響楽団合唱団


第1楽章(16:56)比較的ゆったりしたテンポでレガートな表情もつけながら、深い強弱法とアゴーギグで引き込む、対位法的な展開部の後、再現部はクライマックスを担い、[301]からtimpの鋭い連打を伴い、重くはないが熱気十分に繰り出す、
sc01 295
そして[427]pから[453]ffに向けて長いスパンでこれほど思い切ってaccelをかけていくのはフルトヴェングラー以来の気がする、
sc01 425
ただし総奏による"爆音"には達しない、終結はぐっと速度を緩める。
第2楽章(11:59)導入音はじっくり、続きはやや快速だがこの楽章も巧みにテンポを動かす。弦を密やかにするアバドに対し、こちらは普通のバランス、timpは突出してくる、トリオでのobを聴くと、ウィンナobではないようだ?
第3楽章(17:03)ここもかつての巨匠的演奏を思わせる、非常に緩やかなテンポ、VPOの弦は極めて滑らかな味わい、弱奏基調で深く引き込む、終結はぐっと速度を落とす。
終楽章(23:59)校訂版がないので、詳細はわからないが、ラトルの解釈とともに特に終楽章で新しい要素が聴かれる、行進曲風のAllegro assai vivaceに入り、[45]からtenのソロが始まり合唱も加わる、[102]からorch.に受け渡されるがその前から加速するのが効果的、この他新鮮な楽しみが聴かれる。
s ra be sym 9 you
you tube:Sir Simon Rattle - Beethoven - Symphony No. 9 Mov. I-IV
なお、ラトルは2015年にもBPOとライヴで全集録音を行っていて、興味深い、2000年代ならみな新しい、と錯覚してしまうが;一応13年の開きはある、いずれ聴いてみたい。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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