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猫の手に"お砂糖"  

地球に落ちてきた隕石にアミノ酸が含まれていたり、星が誕生する星雲の中を観測すると、アンモニア、メタンなど有機分子が宇宙空間にあることが知られている、生命に不可欠なリボ核酸(RNA)さえ、作られている可能性も。
さそり座、約4200光年にある「猫の手星雲」の愛称をもつNGC6334の中に単純な糖類の1つ、グリコールアルデヒド(HOCH2CHO)が検出されたそうだ、
ngc6334_2018113010073168e.jpgcat_201811301024427f5.jpg
"グリコール"はギリシャ語で「甘い」の意味、集めて舐めると甘いのだろうか?^^
C2H4O2.jpg
グリコールアルデヒド
ほか、メタノール(CH3OH)、メチルアミン(CH3NH2)、エタノール(CH3CH2OH)など様々な有機分子が見つかった、未解析の分子もかなりあり、アルマ望遠鏡の高感度電波スペクトル観測により、695本もの分子輝線が検出されている。
国立天文台が中心に開発した「バンド10」という最も高い周波数帯(高温・高密度な環境に存在する分子からの電波)を捉える受信機を使って検出された、
uB71P5gQ-668x638.jpg
(上)ハッブル宇宙望遠鏡による「猫の手星雲」、(下)白い丸で示された領域「NGC 6334I」の観測から、アルマ望遠鏡と過去に赤外線天文衛星「ハーシェル」が検出した分子輝線の数を比較したもの(資料:S. Lipinski/NASA & ESA, NAOJ, NRAO/AUI/NSF, B. McGuire et al.)
また、重水(HDO)分子が放つ電波の観測からNGC 6334Iの中心からガスのジェットが両極に噴き出している様子が捉えられた、ジェットの中心には巨大な原始星があることを示す、
180814d-668x800.jpg
アルマ望遠鏡によるデータから作られたNGC 6334Iの擬似カラー画像、中心に巨大な原始星「NGC 6334I MM1B」があり、その上下にガスが噴き出している、(青)重水分子が放つ電波、(オレンジ)塵が放つ電波(資料:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO): NRAO/AUI/NSF, B. Saxton)
PS.他に原始星の周囲でグリコールアルデヒドを検出した例として「IRAS 16293-2422」という連星系があり、2012年に発見されている。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 宇宙・天体

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コメント

猫の手星雲、忙しいと時には貸してくれるのかなぁ・・・

リュートの奇士 #nLnvUwLc | URL
2018/11/30 22:58 | edit

奇士さん こんばんは

やはり、
猫の場合、前足じゃなく、手 なんですね。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/12/01 00:11 | edit

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