Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

J.クリスティアン.バッハ:鍵盤協奏曲d-moll  

大バッハの作品も好きですが、息子達、特にカール・フィリップ・エマヌエルと末っ子のヨハン・クルスティアンは素晴らしいですね。G.レオンハルトがいち早く、エマヌエルの鍵盤協奏曲の魅力を聴かせてくれたのはコレギウム・アウレウム合奏団とのニ短調Wq.23でした、もう聴いてゾクゾク。後にレオンハルト合奏団で同曲を録り直しています。C.P.E.Bach:Harpsichord Concerto in d minor, Wq.23
お定まりの路線上を進まない突如とした気分変化のある多感様式は前古典派期のドイツ圏に生まれた魅力的なものです。

今日は末弟、ヨハン・クルスティアンの鍵盤協奏曲を聴きました。
Anthony Halstead:Harpsichord The Hanover Band
j c bach 01

3曲、ニ短調、変ロ長調、ヘ短調と入っていますが、一曲目ニ短調を取り上げます。
クリスティアン、少年の頃、父バッハが亡くなり、兄エマヌエルにひきとられ、そこで教育もうけたわけで、これらの鍵盤協奏曲は当然、兄の影響が強く、多感様式の魅力が聴かれます。ベルリン時代の鍵盤協奏曲とされる作品群です。
J Christian Bach,Berlin Harpsichord Concertos
この第一楽章はほとんど単一主題のようですが、多彩に変化を聴かせ、兄よりも幾分明快な感じで、クリスティアン独特の短調作品の魅力もでているようです。演奏のAnthony Halsteadの快速で見事な指さばきも痛快です。
第二楽章は安らぎの中にも細やかな移ろいがあります。
第三楽章、緩やかに聴こえる弦楽の入りが意外、兄エマヌエルのWq.23第一楽章にあったテーマの一部も出てきたりします。
クリスティアンはやがてイタリアへ赴き、当地の著名な作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニなどに学び、まさに古典派らしい新しいスタイルを身につけます。バッハ家では珍しく国際的な活躍をしました。ロンドンで出会った少年期のモーツァルトに影響を与えたことでも知られますが、やはり、クリスティアン・バッハの魅力はイタリア・スタイルの作品ですかね、次はこのあたりを聴きます。
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category: Sons of Bach

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