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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

バスライダーの13コースlute  

ヴァイオリン属の楽器は外観は昔と殆ど変わりないが、時代の要求とともに内部構造やネックの角度(駒の高さ)などが変化していった。リュート属は丸いボディに後ろへ折れた弦巻き、という形が本来の定型であったが、
7c lute
7コースlute
時代とともに弦(コース)が増えていき、収まりきらなくなると、外観から大きく変わっていった、先日の低音弦の素材の件といい、謎の部分も多い、
バロック後期になると、リュートは既に衰退期でもあったが、バス弦を拡張して13コースまでになった。現代、13コースluteはバスライダーを設けたこの型が一番よく作られる、楽器が長くならず扱い易いのもあるだろう、
13c lute pic13c bas ri
13コースlute:バスライダー型
しかし、リュートを描いた絵画を探してみると、バスライダー型の絵は非常に少ないようだ、
1つ見つけたのがこれ、
13c lute
バスライダー型
あとはダッチヘッド型、テオルボ型が殆どである、低音弦の長さとしては妥当だろう。
バロック期はそれなりに機能と姿を上手くまとめたセンスの良さは感じる、
lute d h
ダッチヘッド型
g t pic
ジャーマンテオルボ型
バスライダー型は元々11コースだったluteのペグボックスに追加の弦巻きを接着して、若干弦を長くし、ブリッジを延長して2コース分増やした、簡略な改造楽器に見える、
今にち、歴史的リュートを製作するには博物館などに残る楽器を複製するが、忠実に再現しすぎて、バスライダー部もペグボックス脇に少ない面積で接着しただけの楽器も作られ、剥がれてしまうものもあった、昔はかなり緩く弦を張り、それでよかったのかもしれない?
現代、新作としてバスライダー型を作る場合、耐久性を確保した作り方が望ましい。
この楽器はペグボックスとバスライダーの基礎部分が一体で切り出してある、
13c m o 02
しかし弦の張力の中心は足場の外に来る"偏心モーメント"になり、注意は必要;

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: Lute

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コメント

こんばんは。

リュートの写真や絵を見ていると、弦の数の多さが気になります。インドのシタールと同じような効果があるのでしょうか。また、リュートが衰退していったのは、弦の多さと関係があるのでしょうか。こんなことを思いながら、記事を読ませてもらいました。いつも、タメになる記事、ありがとうございます。

yamashiro94 #- | URL
2018/12/12 16:46 | edit

yamashiro94 さん こんばんは
いつもありがとうございます。

確かに弦数が多い分、弾いていない弦も共鳴して響きも豊かになります。
調弦に手間取り、機能的にも小まわりが効かない特殊な楽器で、形が変
わってきたのは新時代に対応しようとした証ですが、さすがに古典派以降
の音楽には対応し辛くなったのが衰退の原因かと思います。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/12/12 18:30 | edit

バスライダー

michaelさん、こんにちは。バスライダーが、ヘッドと一体化してれば、脱落する心配は無いし、振動も伝わり易いのでは?と思いました。今、気になってるのは、19世紀ギターのペグ調整。職人さんから教わった方法でも、キュンと緩み、ペグの頭が指に当たると痛いです。悩みの種ですね。

mino #- | URL
2018/12/13 12:17 | edit

minoさん こんばんは

> 19世紀ギターのペグ

どうしてもだめな場合、
ペグの穴を少しだけ大きくする余地があれば、別素材のペグに換えて
具合良くしてもらう手がありますね、
私もリュートを1台換えてもらいましたが、ギターなら6穴で済みます^^

michael #xNtCea2Y | URL
2018/12/13 22:25 | edit

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