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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

調弦のし易さ  

多くの弦楽器はペグ(弦巻き)を廻して調弦する、ペグは先細に作られ、差し込んだ圧力で止めているだけである、全てのペグが具合よく廻り、止まる必要があるが、弦数の多いリュートでは調整が大変;具合を良くする補助剤はあるが、まず元々具合よく出来ているのが肝心、
この6コースluteは始め、細めの黒檀材のペグだったが、廻りがギリギリして止まりが悪く緩みやすかったし、反対側がだいぶ突き出ていた;
そこで思い切ってペグの全交換を製作家さんに頼んだ、 
6c peg box
ペグの穴を少し大きく開け直して、それに合わせた新しいペグを嵌める、元のペグは細かったので穴が小さく、広げる余裕があった、ペグはサクラ材に換えてもらった、前とは雲泥の差で調弦は快適になったv
ペグ材とそれを受けるペグボックス側の材料との相性もあると思うが、何と何の組み合わせが良いのかわからない;また製作の精度も重要、手持ちの楽器で一番具合が良いのはM.オッティガー作でこの11コースと、もう1つ13コースだ、
11c peg box
ペグ材はココボロで、ペグボックス側含め、カチっと精度の高い感触、正確に調弦しやすく、ストレスにならない、オッティガー氏はペグは外注していると聞いた。

補助剤について、
前述のペグの補助剤としてはいつもこれを使っている、ヴァイオリン属でも使われるコンポジションで、廻り具合、止まり具合の両方にちょうど良い摩擦性を持つ、
conposi.jpg
コンポジション
ほかに、松ヤニ系の補助剤を試したことがあるが、
compound.jpg
松ヤニ系コンパウンド
これはゆるい液状で松ヤニをアルコールに溶かしたものと思われる、アルコールはすぐ揮発して、強い粘りが残る、廻りがやたら硬くなり、無理すると腱鞘炎になるので、おのずと緩めにペグを差し込む、すると突然、パチンと弦が緩んでしまう;松ヤニは止まっているようでも、氷河のようにゆっくり流動する;;

黒檀について、
たまたまと思うが、今まで手にした楽器でペグが黒檀のものは具合わるかった;しかし弦楽器の指板材としては最高で、ちょうど良い硬度と質量のようだ、外観は漆黒のものほど美しく珍重されるが、指板面積の広いリュートで端から端まで真っ黒というのは難しいかもしれない、うちの楽器ではこのジャーマンテオルボがほぼ真っ黒、立派なチェスの駒にもなる、
gt_20181214110126270.jpg
次いでこの11コースluteくらい、あとの楽器は大なり小なりムラがある、
11c_2018121411012457f.jpg

ご覧いただき、ありがとうございました。

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コメント

Peg

早速、記事にして下さり有難う御座います。所有のギターは、黒くない黒檀ペグで、松ヤニ系のペーストを使ってみました。締まりは堅く感じますが、テンションに負けてニュルっと緩むので、しかたなくチョークで止めました。もう少し様子みて、製作家さんへお願いしようと思います。バイオリン用の口紅ペグペーストは、止まりません。

mino #- | URL
2018/12/14 16:34 | edit

minoさん こんばんは

リュートは穴が2点ありますが、19世紀ギターのペグ式、バロックギター
など1点止めなので、その分強めに差し込む必要はあるように思います、
チョークは廻した時の感触どおり摩擦力が維持されますが、松ヤニは
あてにできないと思いました^^;

michael #xNtCea2Y | URL
2018/12/14 21:46 | edit

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