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銀河間球状星団  

球状星団は宇宙初期に高い密集度で生まれた星団で、重力の束縛で100億年以上その集団を保っている、よってある一定以上の全体質量が必要で、"小質量の球状星団"は存在しない、銀河同士の合体の際、巻き添えで破壊されたものもあるが、現在残っているものはそれを免れたものと考えられる。青い(若い)星の球状星団が殆ど見られないのは、宇宙膨張とともに密集の高い星生成がなくなったためらしい。 
なお、ケンタウルス座のω星団など群を抜いて規模の大きな球状星団はかつての小型銀河が大きな銀河に吸収され、その中心部だけが星団として残ったもの、という説もある、ω星団では今も新しい星が生まれているのがその根拠で、もしかしたら以前記事にした第3の銀河:M32pのような存在かもしれない。
ngc5139.jpg
ケンタウルス座:ω星団(NGC 5139)

普通、球状星団は銀河のハローの領域を公転しているが、多くの銀河が集まる銀河団では、銀河から離れた場所にも多数散在しているらしい、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が捉えた、かみのけ座銀河団の画像の中に、このような球状星団が22426個も見つかった、
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青緑の丸で囲ったのが、銀河間に散在する球状星団と見られる
しかし、遙か後方に小さく見える遠い銀河も同じような姿に見え、人の目では区別し辛い、
オーストラリア国立望遠鏡機構のJuan Madrid氏らは球状星団の(年老いた星ばかり、球状に集まっている)という特徴で仕分けするアルゴリズム(問題を解くための手順を定式化した形で表現したもの)を開発した。効率よく正確な結果をもたらす、一種のAIかもしれないが、望遠鏡が捉えた微かな遠い天体の区別にも役立つようだ、
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上:HSTが撮影した、かみのけ座銀河団、HSTは視野が狭いので広範囲の画像を継ぎ合わせている、画像の横幅は約220万光年に相当する【資料:NASA, ESA, J. Mack (STScI), and J. Madrid (Australian Telescope National Facility)、以下同】
下:一部の拡大、青緑色の丸が球状星団の候補天体

これらの球状星団は銀河同士の接近の際、母銀河からはぐれて散逸したらしい、一部に橋のように繋がって並んだような様子も見られる、
宇宙には大規模にも小規模にも同じように重力の相互作用が見られる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 宇宙・天体

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