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アルマ:原始惑星系20個  

アルマ望遠鏡の解像度は以前には"視力2000"と言われた、これは100km先の1cmが見分けられるレベルだったが、今は"6000"だそうで、東京から大阪(約500km)にある1円玉が判別できるとのことだ、
ALMA-20121126ACA_stitch_trm_s.jpg
アルマ望遠鏡が捉えた画像で特に目を引くのは原始惑星系円盤である、最初に公開された、おうし座HL星はそれ以前に理論予測で描かれていたCG画像そっくりで、その円盤の直径は海王星軌道の3倍もあった、
naoj_alma_hltau_1.jpg
おうし座HL星 惑星系円盤と太陽系の比較

今年12月12日の発表で、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのショーン・アンドリュース氏らはアルマ望遠鏡で大規模観測を行い、20個の原始星に様々な形の原始惑星系円盤を高い解像度で捉えた、姿が多様で興味深い。
201812DSHARP 01
拡大
拡大して見ると、塵の雲のムラまでよくわかる、
これらの原始惑星系は約20万歳から1300万歳の年齢幅のサンプルでもある、銀河の合体成長を探るのと同じく、数多い観測で惑星系が形成される過程を知る手がかりにもなる、
特徴的な4つを抜き出すと、
20181223100426a9b_20181223150901630.jpg
拡大
今回はAS 205のように連星の両方に円盤がある様子も見られる、連星系は円盤面が揃いそうに思ったが向きに違いがでるようだ、同心円の姿は共通だが、リングの明るい部分、暗い隙間の配分はじつに多様、惑星系の年齢にもよると思われるが、
HD 143006(約500万歳)は円盤の外縁部、左下に明るい円弧の塊が見え、ここに塵が集中しているらしい、またIM Lupのように渦巻銀河に似たアーム構造も見られる、これは惑星の重力の影響とも、力学的不安定性が原因とも考えられる、
mitudoha_20181224131631e91.jpg
力学的不安定性(密度波)

いずれも、すでに生まれているかもしれない見えない惑星の重力がこのような構造を作っているとすれば、これまでゆっくりかけて(何百万年)作られると考えられていた惑星が、意外に早い時期に生成されている、という可能性が示される、
20160913_tsukagoshi_fig6.jpg
惑星が生まれるところ、想像図
今のところ、惑星系の生成過程を知る材料が手に入っただけで、いろいろ解明されたわけではない、これらを見ると1つ1つ塵のリングや隙間がどのように出来たかだけでも、謎解きの要素が数だけ増えたように思える。

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