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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

ブラームス:doppelkonzert  

夏の暑い間はロマン派の長い曲をじっくり聴く気がしなかったですが、何にしても暑いときはだめですね。
このところブラームスのコンチェルトも聴いています、しかし規模の大きな曲は構成がどうだとか、演奏がどうだったかとか、憶えているのがホネです、いずれも私にはどえらい大曲です;
まずはvlとvcのための二重協奏曲、vl:ウォルフガング・シュナイダーハン、vc:ヤーノシュ・シュタルケル、指揮:フェレンツ・フリッチャイ、ベルリン放送響による、DGの名盤からです。

bra doppel

この作品はブラームスが本来交響曲第5番として着想していたものを、不仲になっていたvl奏者J.ヨアヒムとの関係を取り戻そうと、協奏曲に変更して協力を求めたそうですが、交響曲がどの程度できていて、いかに協奏曲にしていったか想像もつきません;独奏楽器のみでなくオーケストラも充実しているので、協奏交響曲と言えるかもしれません。
第一楽章はオケが第一主題の一部を前奏してすぐカデンツァ、vcのソロが入り、続いてvl、あらためてオケが各主題を提示、二つソロとオケが掛け合っていきますが展開部は長く複雑です。
シュタルケルのvcはさすがに高い技巧の持ち主で安定感と深みをおびた味わいは見事です。シュナイダーハンはやはり繊細な美音ながらピリっと張り詰めた感覚がいいです。
第二楽章は山田耕筰の歌曲をちょっぴり思わせるテーマでけっこう長々とvl、vcがoctユニゾンで弾きます、ここの二人の一体感も聴きどころですが、中間部でvlが低音弦で歌う所、シュナイダーハンはたっぷりと情感を込めます。vlの低音部分というのはG線上のアリアがあるくらい、情感が出るところですね。その点vcは人の声の音域だそうで情感たっぷりの楽器でもあります。
第三楽章はリズミカルで印象的なテーマが支配的です。このテーマはオケが演奏すると裏拍にビートを置いて聴こえます。最も親しみやすい楽章です。
録音は弦楽器の木質な響きを良く捕え、バックのオケも適度に渋みをおびた爽快な響きで、妙な甘ったるさのないDGらしい好録音です。演奏含めドイツ風にビシっと決まっている。

複数のソリストのある協奏曲というのは、その顔合わせでどんな演奏が作り上げられるのかも楽しみですね。当曲でvcは同じシュタルケルで相棒のvlがH.シェリング、B.ハイティンク指揮RCO盤が届いたので聴き比べしてみたいです。
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