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古典派の短調:Haydn sym No.39  

古典派時代、長調作品が圧倒的に多いのは長調が好まれたためと聞く、ただ6曲とか3曲をセット作品として出すときは内1曲を短調曲にする、という慣わしがあったようで、ハイドンならパリセットのNo.83「雌鶏」、モーツァルトの最後の3作品でNo.40もそうかもしれない、 
しかし疾風怒濤期と呼ばれる頃には、劇的な感覚の作品が求められる潮流でもあったらしい、ハイドンに短調作品が集中しているのもこの時期で、モーツァルトのNo.25 G minorもこれに当る、両者とも後期に書いた短調曲とは性格が異なるようだ。ハイドンの「告別」や「哀悼」に親しんだあと、印象的だったのがsym No.39 G minorだった、A.ドラティの演奏で聴き直してみた、今になって気付いたが;この曲はhornが4本入っている、
a d hay s39
交響曲No.39 G minor
アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ

第1楽章、整然と8分音符に区切られた主題がひしひしと迫って引き付ける、[5]のauftaktから早くも1小節分の休符が入り、それが集中させる、第2主題らしいものは出てこず、単一主題で追い込むのが効いている、展開部では[61]から対位法的になり、ぐっと劇的になるのが魅力で、[67]からhornが入るのも効いている、
sc01 57
第2楽章は弦楽のみ演奏、vn1とvn2が同じパートで、vaとbasもoct.で殆ど同一パートになる、実質2声であえてシンプルに書いているようだ、
sc02 01
メヌエットはg minorで悲哀的な主題、ここもvaとvcはほぼ同じ動きで主題に対し対位法的。
終楽章、vn2とvaが16分音符のトレモロを弾き切迫感のある上にvn1が跳躍のある主題を弾く、バスも力を帯びる、
sc04 01
展開部には劇的な聴かせどころがある、ドラティはあまり急速にせず、じっくり風格あるまとめ方で聴かせる、
hay sym 39 you
you tube:Haydn Symphony No 39 G minor, Antal Dorati Philarmonia Hungarica

「古典派の短調」のお題でいくつか好きな曲を拾っていく予定^^
ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: F.J.ハイドン

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コメント

こんばんは。

「古典派の短調」のお題でいくつか好きな曲を拾っていく予定~
~楽しみです。
私も、大方の日本人と同じように、短調の曲が好きです。
これからハイドンの39番、聞いてみます。
ありがとうございます。

yamashiro94 #- | URL
2019/01/24 17:54 | edit

yamashiroさん こんばんは

たしかに日本の古謡にも短調系が多いせいか、我々好きなのかもしれませんね。
西洋の短調は悲哀的要素のほかに、闘争的だったり、
短調を利用したユーモアさえあるように思えます。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/01/24 23:04 | edit

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