ツェートマイヤー:ブラームス vl協奏曲 
2012/10/09 Tue. 23:29 [edit]
ブラームスのvl協奏曲はまだあまり多くの演奏を聴いていないのですが、最初にこれを聴くべきでした。
vl:トーマス・ツェートマイヤー、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮:クリーブランドO 1989年録音。
ドホナーニといえばクリーブランドOとのドヴォルザークやブラームスの交響曲がとても気に入っていて、あまりいじくらず、音楽のうねりに自然に乗りながら快調に、上手い演奏をさらっとやってのけるみたいな、そんな演奏を期待しました。
各楽章、遅いテンポは取らず、ツェートマイヤーのvlは張りつめた表現もとりながら、ストイックで、あまり練り込む感じはありません、クールと言えるでしょう。ドホナーニ指揮クリーブランドOはやはり相性よく、有機的に一体化した感じで、ソロvlが突出せずオーケストラの一部のように聴こえます。シンフォニックな構成が感じ取れて楽章が見通せたようで、大曲を長々と聴かされた印象なく第一楽章を終えます。
第二楽章も情感八分、といったところで、木管の入りからソロvlが引き継ぎ、すがすがしく聴かせます。
第三楽章は例によってハンガリー民謡の影響をうけたものですが、ヘミオラの書法でしょうか、一定の拍子にはまらない複雑なリズムを聴かせますが、テンポが遅くない分、リズムが一段と面白いです。ソロvlがオケに組み込まれた要素が多く、全体にシンフォニックに聴かせ、親しみやすいと同時に充実しています。
録音はきわめて良好、オケのバランスもとてもいい。
2曲目にまだ聴いたことのなかったシューマンのvl協奏曲ニ短調が入っています、冒頭を聴いたところ、なかなか良い。
vl:トーマス・ツェートマイヤー、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮:クリーブランドO 1989年録音。
ドホナーニといえばクリーブランドOとのドヴォルザークやブラームスの交響曲がとても気に入っていて、あまりいじくらず、音楽のうねりに自然に乗りながら快調に、上手い演奏をさらっとやってのけるみたいな、そんな演奏を期待しました。
各楽章、遅いテンポは取らず、ツェートマイヤーのvlは張りつめた表現もとりながら、ストイックで、あまり練り込む感じはありません、クールと言えるでしょう。ドホナーニ指揮クリーブランドOはやはり相性よく、有機的に一体化した感じで、ソロvlが突出せずオーケストラの一部のように聴こえます。シンフォニックな構成が感じ取れて楽章が見通せたようで、大曲を長々と聴かされた印象なく第一楽章を終えます。
第二楽章も情感八分、といったところで、木管の入りからソロvlが引き継ぎ、すがすがしく聴かせます。
第三楽章は例によってハンガリー民謡の影響をうけたものですが、ヘミオラの書法でしょうか、一定の拍子にはまらない複雑なリズムを聴かせますが、テンポが遅くない分、リズムが一段と面白いです。ソロvlがオケに組み込まれた要素が多く、全体にシンフォニックに聴かせ、親しみやすいと同時に充実しています。
録音はきわめて良好、オケのバランスもとてもいい。
2曲目にまだ聴いたことのなかったシューマンのvl協奏曲ニ短調が入っています、冒頭を聴いたところ、なかなか良い。
category: ブラームス
« V.ムローヴァ:ベートーヴェン vl協奏曲
ブラームス:doppelkonzert »
コメント
| h o m e |