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短調の劇音楽序曲  

今日は、古典派からロマン派にかけて、好きな短調の序曲を3曲取り上げる、いずれも劇附随音楽として書かれたもので、序曲や劇中に演奏される作品だ、運命的な趣きの序奏で始まるのが共通している。 

まずは古典派、J.M.クラウスの「オリンピエ」序曲
ヨーゼフ・マルティン・クラウスは作曲家のほか劇作家、画家としても活躍したマルチな芸術家でもある、音楽作品にもどこか並の感覚とは違う深みを感じさせる。「オリンピエ」序曲は序奏を持つソナタ形式だが、劇的な序奏に主部も短調で続く、展開部は簡潔で再現部も提示部の再現であり、終りにも冒頭の序奏を再現、静かに終り、劇に繋がるという形だろう、簡潔な書き方にも関わらず、クラウスの短調交響曲の魅力が凝縮されたようだ。you tubeにひじょうに良い演奏があった、ヨハネス・シュレフリ指揮、マンハイム室内Oの演奏、
kraus Olympie you
you tube:Joseph Martin Kraus: Ouverture zu der Oper "Olympie"

次はお馴染み、ベートーヴェンの「エグモント」序曲
ゲーテの書いた戯曲「エグモント」に付けられた音楽で、序曲と合わせ10曲があるが、最後の「勝利のシンフォニア」は序曲のコーダと同一だそうだ。
これはF.フリッチャイ指揮、BPOの演奏が昔から好きで、しなやかな音作りながら、フルトヴェングラー時代を継承したような表現が圧倒する、
Fricsay Egmont
you tube:Beethoven - Egmont - Berlin / Fricsay
1958年 DG

最後にロマン派、シューマンの「マンフレッド」序曲
マンフレッドは英国の詩人、ジョージ・ゴードン・バイロンの詩劇に登場する主人公である、これにシューマンが劇音楽として独唱、合唱、orch.による音楽を付けた。力強い和音に続き、緩やかな序奏、じりじりと熱気を帯びてアレグロに入る、
演奏はW.サヴァリッシュ指揮、SKDの1972年の録音が特に素晴らしい、キビキビとした運びで引き込み、[132]アウフタクトからの踏み込みの強さが圧倒し、以降ますます引き付ける、
man o 122
sawa schum
you tube:Schumann "Manfred" Overture Sawallisch & SKD
1972年 EMI
you tubeはLP盤のようだが、これはCD化の音も良好で、滑らかなサウンドでボリューム感も不足ない。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: シューマン

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コメント

こんばんは。

クラウスの「オリンピエ」序曲は、思わず何度も聞いてみました。
調べてみると、「スウェーデンのモーツァルト」のようなことが書かれていました。
エグモント序曲は、録音は古いですが、オットー・クレンペラー指揮のほうが好みです。
「劇音楽序曲」の短調の曲……。
いままであまり意識して聴いたことがなかったので、興味深い記事でした。
ありがとうございます。

yamashiro94 #- | URL
2019/02/26 22:14 | edit

yamashiroさん こんばんは

クラウスは近年になって演奏されだした作曲家で、それまで知りませんでした、古典派は演奏しだいでガラっと変わっちゃうので真価のわかる奏法とともに復活したように思います。
>エグモント序曲
クレンペラー指揮、フィルハーモニアOでしょうか、こちらは対極というか、厳格な魅力がありますね。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/02/27 00:25 | edit

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