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グッドマン:ハイドン交響曲46番  

作曲順ではないにしろ、ハイドンの40番代は傑作ぞろいですね。
46番は44番の第一楽章の動機を裏返し形にした長調バージョンに聴こえ、関連は間違いないでしょう、しかし決して二番煎じの曲ではなく全楽章いいです。ロイ・グッドマン、ハノーヴァー・バンドの演奏でじつに魅力的に聴けました。

hay 46

第一楽章、始まりは先に書いたとおり、グッドマンは快調なテンポで実に溌剌と進めます、明るい提示部の中に短調部分がぐっと深刻ぎみに響きます。展開部は第一主題動機をしばし対位法的に聴かせ、疑似再現に入りますが、まだまだ序の口、熱気を帯びた短調の展開が素晴らしく、再現部に入った後も変化が多様で、展開部の熱気が再燃し、最後まで聴かせどころです。結果的に短調要素の強い楽章です。グッドマンは後半も反復して聴かせます。
第二楽章、ポコ・アダージョは短調のシチリアーノ、ちっとも退屈させない名緩叙楽章です。ゆったりした上品な旋律で始まるものの、すぐ細かな音形でリズミカルにも聴かせます、オーボエやホルンが効果的に味わいを添え、ちょっとイタリア・バロックを思わせる味な楽章です。二部形式の後半も一段と深みを聴かせます。通奏低音のチェンバロは不可欠とはされませんが、ここではグッドマンの弾くチェンバロがリズムをくっきり表し、とても効いています。
メヌエットも清々しい雰囲気を湛えた秀作です、トリオは穏やかで旋律はゆるやかなものですが、ここは何かほしいところ、グッドマンのチェンバロのリアライゼーションが華を添えます。
終楽章、プレストの軽快なテーマの開始はいつものハイドンらしい、しかし休符を置いてすぐ短調にかわり、これは44番の終楽章を思い出させる。展開部も堂にいったものですが、その後第三楽章メヌエットが突如挿入され、終結部へ行く、この終結部もいつ終わるのかはっきりさせない、聴き手の予測をまったく許さない、ハイドンのユーモア全開。短いけどまったく無駄を聴かせない楽章。

46番はフィッシャー盤もすばらしい熱演です。メヌエットのトリオ、こちらは弦パートを適宜ソロにしているのが効いています。
Joseph Haydn - Symphony No. 46 in B major
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category: F.J.ハイドン

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