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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

今村泰典:リュートのバッハ  

前にもご紹介したとおり、バロックリュートというのは6コース以下の低音は音階で下がる調弦で、一応指板上にある弦は押弦可能だが、8コース以下を押えることは稀にしかない、 
sc01_2019032810040361b.jpg
バスラインは開放弦のみ使う弾き方になり、バスはあまり神経の通わないぶっきらぼうな演奏になりがちだが、簡潔ながらバスも立派な旋律である、適切な強弱法、音の区切りで表情を明確にする必要がある、リュート奏者今村泰典氏は鍵盤奏者でもあるので、そこも厳格に行っている、過去にレッスンを受けた時、リュート譜と鍵盤譜を用意するよう言われた。
バッハのリュート作品とされるのはリュート風チェンバロのためらしく、鍵盤的な所もあるが、純粋な鍵盤曲とも言えない(低音パートが簡潔)。
さて、今村氏の演奏、BWV998の終楽章アレグロなど聴くと、バスラインの処理が完璧、
bwv998 01
bwv998 04
you tube:Prelude, fugue and allegro in E flat major BWV 998, III Allegro
バス弦を弾くのは右手親指1本だけ、弾いた後の音を止めるのもその親指である、
①バス弦を順々に上がるときは、親指の背側を一瞬、直前の弦に触れて止める、
②上に飛び飛びに弾く場合、①の方法はやり辛い、親指の付け根の腹を触れて止める、
gt 02migite 05
左手の空いている指で止めたりもする、ほか様々方法はあるが、動作は演奏に遅れが出ないよう瞬時にやる必要がある;ギターに比べ右手の平は弦に近い位置になる、いろいろ駆使してチェンバロでいうダンパーの役目も手作業だ;
もう1曲、今村氏によるBWV997より、PreludeとFuga、これも完璧にやっている、
imamura bach you
you tube:Suite in C minor BWV 997,
I Prelude
II Fuga
これほど活き活きとして各声部が明確に聴ける演奏はほかにない。
もう少しアバウトで、脱力感のある演奏がリュートらしいかもしれないが、
使用している楽器は音からして、ウンシージャ・モレノ作と思われる、どの音域もよく鳴ってフワっとした音質、響板は非常に薄いようだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: J.S.バッハ

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