Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ハイドン交響曲23番  

フィッシャー盤のCD6はまるまる1枚楽しめる内容です。22番「哲学者」を含み、これも良いですが、今回は23番です。この曲は冴えまくっています。

hay 23

第一楽章始めのホルンを伴う活気ある冒頭の動機は2回繰り返す形でよさそうなところ、1回しかなく、程度にアクセントを置きながら快調に次へ次へと運んでいきます、フィッシャーは音価をあまり引きずらず、スパスパ切れ目を付けて快速に行きます。提示部を一回聴いただけで心地よい。展開部は短調にもっていき、2段構えでもう一押し聴かせどころを作る。再現部は無駄をカットしてあっさり終結に行く。ハイドンは少し足りないくらいに鋏を入れ、聴かせどころは残します。
第二楽章、例によって弦楽のみの演奏ですが、旋律がいい、上声・内声とバスの掛け合いですが、上声がじつに清々しい旋律を奏でます。二部形式後半は上声の和声がはっとする美しさ、いつもの書法ながら、冴えていて退屈しない。フィッシャーはほぼノンヴィブラートにして一段ときれいに響かせます。
メヌエットは上声とバスのカノン、これもお馴染みの書法ですが、旋律が凝っていて一段と絡みが面白い。トリオは雰囲気を変えず、第一、第二vlとバスの3声カノンとなる凝り様。第二vlの模倣にちょっと変化があります。
終楽章はやたら短い、これといった山場は設けず簡潔な楽章、3楽章までとても良かったので、最後は軽く切り上げるのも良さそうに思えます。フィッシャーは後半をリピートせず、終わりのあっけなさを強調します、1分55秒、これもハイドンのユーモアに同調している感じ。
Joseph Haydn - Symphony No. 23 in G major

もう1枚、ホグウッド指揮:ACC、こちらは水も漏らさぬ第一級の演奏です。臨機応変なフィッシャーに対し、真面目一徹な感じ。
Franz Josef Haydn: Symphony n. 23, allegro

hog hay 21etc
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category: F.J.ハイドン

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