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今村泰典:Bach リュート作品集(新盤)  

気付かずにいたら、今村泰典氏のバッハ、リュート作品集の2度目の録音がNAXOSから出ていた、2018年のリリース、 
imamura bach lute
今村泰典:バロックlute
2015-2016 NAXOS

旧盤は1991年、Etceteraレーベルに録音しており、ここでも紹介したが、旧盤からして他に例のない完成度高い秀演であった。
imamura bach et
旧盤 1991年、Etcetera
今村氏は鍵盤も弾くので、開放弦のみで旋律を弾くバスも含め、全声部の音楽的処理に手が行き渡るのが当然なのだろう。
使用楽器は
*ホセ・ミゲル・モレーノ作 13コース:BWV1006a、BWV997、BWV999、BWV1000、
*ホセ・ミゲル・モレーノ作 14コース:BWV995、
*ヘンリック・ハーゼンフス作 13コース:BWV996、
以上のように使い分け、各曲に適した調弦法を設定、原曲に忠実な演奏をしている、また秀逸な録音で、各楽器の特性も明瞭に聴き取れる、
パルティータ BWV1006aとBWV996より終曲Gigueを挙げる、
imamura 1006a you
BWV1006a:Gigue(楽器:J.M.モレーノ)
you tube:Lute Partita in E Major, BWV 1006a VII. Gigue
BWV996:Gigue(楽器:H.ハーゼンフス)
you tube:Lute Suite in E Minor, BWV 996: VI. Gigue
PC用の小型SPではわかり辛いが、モレーノ作は絶対的に音量があり余韻は短めの特性がある、楽器を見たことがあるが響板は非常に薄くスピーカーのコーンを思わせる、プロ活動には有用だが、耐久性では問題があり、償却資産といったところか?ハーゼンフス作は音量は譲るが余韻の美しさは格別のようだ。
BWV995は特筆で、今村氏ならではの力量で充実した演奏が聴かれるが、1曲ごとについてはあらためて書いていきたい。

これほどの優秀演奏を聴いても、他の演奏に聴き甲斐がないわけではない、例として2つ、
まずはK.ユングヘーネルのluteでBWV1006aのGigue、
jungh 1006a you
you tube:JS Bach Complete Lute Works,Konrad Junghanel
わりとアバウトで豪快にリュートを鳴らす演奏だが、Gigue楽譜の色で示したところ、
gigue_20190502083331de3.jpg
付点が付いたような、少し間(ま)を置いたようなリズムの取り方が活き活きとした感覚で引き付けずにおかない、

次にM.ダゴストの演奏、ホプキンソン・スミスに学んだ人で、今村氏と同じ門下である、ちょっと共通した面も感じられるが、同じくBWV1006aのGigue、
DAgosto 1006a you
J.S. Bach: Complete Lute Music: Mario D'Agosto (lute)
とてもゆっくり、しかしその分、音楽的流れを細やかに味わえるようだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: J.S.バッハ

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コメント

こんばんは。

ホ長調のジーグは,無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータの終曲ですね。
でも,リュートの演奏で聞くと,「これがオリジナル」と言われてもわからないかも知れないほど,はまっていると感じました。さすが,バッハの音楽はフトコロが深いですね。

リキ #KLtzAfy. | URL
2019/05/02 22:07 | edit

リキさん こんばんは

これ以外の無伴奏ヴァイオリン、チェロの作品も現代の奏者が他の楽器に編曲していますが、様式を理解していない変な編曲もあります;
しかし、これらの「リュート作品集」はバッハ自身(若しくは側近の弟子?)が編曲してくれているので当然信頼できますね。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/05/02 22:45 | edit

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