FC2ブログ

Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

ブリュッヘン:ベートーヴェン交響曲7番  

F.ブリュッヘン、18世紀Oはほとんどがライブで録音の出来にムラがありますが、先日のモーツァルトやこのベートーヴェンを録音した1985年あたりのものは滑らかな高域、ゆったり量感のある中低域と、いわゆるPHILIPSらしい好録音で、演奏の魅力も伝わってきます。次々にでる録音を楽しみにしたものです。

bru be 7

普段にはないふっ切れた曲を書くときは、イ長調を使う、と聞きますが第7番はまさにそれですね。この頃ベートヴェンはまったく聴力を失っていたそうで、頭の中で響かせていたのでしょう。
同音によるリズミカルな動機で埋めつくされているのが全楽章共通で、この舞踏の神化とも言われるリズムと雄大に天空を羽ばたくような第一楽章、名曲のアレグレット、わんぱくに跳ねまわるスケルツォ、痛快の極みの終楽章、ほんとに全楽章いいです。
第一楽章、始まりのトゥッテイは刺激的であると同時に美しい光沢をもった響きです。木管のソロを聴かせた後クレシェンドで雄大になります、ブラスとtimpの打音のあとに弦がスーっと涼しげに尾を引きますが、この響きがじつにいい、そしてナチュラル管のブラスの輝き、キリっとした気分になります。主部は標準的テンポ、折り目ただしくカチっと決めます。弦の間から木管やホルンの奏でるパートがまぜこぜにならず、分離して聴こえます。迫りこんで炸裂する展開部も最高。
第二楽章、管の導入のあと、主題は低弦で不器用そうに素朴に始められ、次々高音部へ受け継がれ美しく完成させて行きます。やはり古楽器のコントラバスはドロドロと凄みのある響きです。言うまでもなく感動的な楽章です。
第三楽章、もともとリズミカルなスケルツォが一段とあばれまわります、速めのテンポとtimpの鋭さでその感じを強調した演奏です。リズムを静止させるように重々しいトリオが来ます、トリオは繰り返し現れて、しつこさを感じさせ、2拍子系に変って一気に終結、終楽章へアタッカで繋がる感じです。
終楽章は頭の素早い動機がしつこいほど楽章を支配しますが、速いテンポで突き進みながら切れ味よく決める合奏力、強弱変化で溜めを入れ、迫力十分、終楽章名演の一つです。

第8番ってあまり聴かなかったのですが、カップリングの演奏がいい、ブリュッヘンの演奏で聴く気になりました。
関連記事

category: ベートーヴェン

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/225-9c9139a2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック