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落語:算段の平兵衛 Ⅱ  

落語にも登場する「三方一両損」のような頓知を効かせた民事裁きは「大岡政談」の中にあるが、江戸時代前期には板倉勝重という名奉行とされる人がいた、江戸町奉行、京都所司代を勤めている、この板倉が裁いた記録として「板倉政要」という判例集が残っている、頓知で実際の事件は裁けないが、何か古い説話を混ぜたような内容で、後の大岡政談にも取り込まれているらしい。古くは中国の南宋の頃、「棠陰比事(とういんひじ)」という名裁判の記録を編纂した書があり、これが江戸時代初期に日本へ入ってきて、板倉政要、大岡政談に影響したと考えられる。事実か説話か今では謎とするしかないが、正義や公正な裁きを切望する庶民の産物で、こういう要素は落語にもドラマの脚本にも無意識に使われるだろう。
 
一方、正義などまるでない話で;一旦はやる人が途絶えたという古典を桂米朝さんが復活させた1つ「算段の平兵衛」、算段というと上手い手段を考え出すという意味だが、先まで読んだ悪知恵に合う感じがする。米朝さんは、あんまりおもろない、と前置きしながら、あまりに面白かったので、ほかの人のも聞いてみたくなった。
今回は桂文珍と桂南光のお二人で聞いた、本筋は米朝さん直伝のようだが、それぞれの持ち味からして聞く前から期待できる、枕も個性がでる、最後の下げも各々変えている。
bunchin you
you tube:算段の平兵衛【桂文珍】
tojinbo_20190606090820e17.jpg
東尋坊

nanko you
you tube:桂南光 「算段の平兵衛」

庄屋は自業自得の部分もあるが、死んだあとの扱われ方が凄い;出てくるのは己の都合ばかり考え、平兵衛に頼る不心得な連中ばかり、しかしバレなければ自分もそうしたいと思わせるのが;人の暗黒面を突いた笑いだ^^

ご覧いただき、ありがとうございました。
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