FC2ブログ

Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

形成中の系外惑星を直接撮像  

理論的に予測された天体を"直接撮影した"と言えばM87銀河のBHが最大級のニュースだったが、近年は他にも続々と報告される。
これまで、原始惑星系円盤に惑星が形成されつつあると思われる場所に円盤の隙間がいくつか観測されてきたが、これも極めて高い解像度が必要だ。 
20181223.jpg
アルマ望遠鏡撮影
6月、オランダ・ライデン大学のSebastiaan Haffert氏らが、ESOのVLTを用い、ケンタウルス座約370光年にある、中心に矮星をもつ原始惑星系「PDS 70」を回る2つの系外惑星の撮像に成功、1つの惑星系に複数の惑星が直接撮影されたのは2例目となる、
20190607.jpg
PDS 70b(左下)とPDS70 c(右上)、十字印が中心星PDS 70の位置 資料:ESO and S. Haffert (Leiden Observatory)
今回のPDS 70系の撮像は原始惑星系で成長しつつある惑星としては初めてとなる、
この内の1つ、PDS 70bは2018年7月に捉えられており、質量は木星の4~17倍と見られ、公転半径は太陽~天王星と同じくらいで、公転位置は円盤の隙間の内縁に近い、
PDS70 you
you tube:Zooming in on the orange dwarf star PDS 70 and its newly discovered planet
今回、PDS 70bに加えPDS 70cが同時に撮像された、PDS 70cは木星の1~10倍と見積もられ、公転半径は太陽~海王星よりやや遠く 円盤の隙間の外縁近くにある、
pds70 b c 02
PDS 70系の想像図、惑星は若い中心星を取り巻く原始惑星系円盤からガスを降着させながら成長中で、惑星の重力によって円盤内に大きな隙間ができている 資料:J. Olmsted (STScI)
またSDS 70bが2回公転する間に、PDS 70cが1回公転する軌道共鳴の関係もわかった、太陽系の木星と土星も軌道共鳴の関係にある。

一つの惑星系で複数の惑星が直接捉えられたのはペガスス座約129光年にあるHR 8799系が1例目で、4個の惑星が動画撮影された、ケプラーの法則、ニュートン力学どおりに動いている、
HR 8799 you
you tube:Video of FOUR directly-imaged EXOplanets orbiting the star HR 8799
中心星の光はコロナグラフで遮ってある、いずれも木星を大きく上回る大きさで、中心星からの距離も15~68AUと離れているため撮像を可能にしている、
以上は惑星系の形成仮定の研究において貴重な観測データとなる。

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村 科学ブログ 天文学・天体観測・宇宙科学へ
にほんブログ村
関連記事

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/2256-deee0b2a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック