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アーノンクール:ベートーヴェン交響曲7番  

ベートーヴェン第七を続けます。今日はN.アーノンクール、ヨーロッパ室内O、1990年録音 TELDEC
ヨーロッパ室内Oは若い優秀なメンバーだけに順応力が高いのでしょうか、一段と巧みなピリオド奏法を聴かせます。モダン・オケの室内編成ですが、ベートーヴェンにはこのバランスがちょうど良く聴こえます。RCOも上手いけど、ハイドンもこの編成がよかったかも。ブラスはナチュラル管のようで、T.ファイのハイデルベルク響のようなサウンドです。

har be 7

第一楽章、序奏は衝撃的でなく、柔らかく始めます、アーノンクール特有の弦の味わい深いレガートで上昇音階を奏でます。主部へ移行する所の弦、管交代のppが一際美しい。主部は速すぎず遅すぎず、付点リズムのところを柔軟に表現し、心地よい躍動感です。展開部や終結でのたたみ込むような力感も痛快です。
第二楽章、ここもレガートな弦で初めから気品高く始めます。徐々にクレシェンドしていくところ、一旦pに下げて再クレシェンドする、じりじりとした進め方がいいです。
第三楽章、テンポは普通かやや速め、突発的に入るフォルテ音を強調して切れ味がありますが、これもオケの厚すぎない響きが効いているようです。
終楽章、速すぎない程度に快速、動機リズムの合奏をびしっと決めます。一方、付点リズムの連続の所ではエッジを立てず柔軟にします。この剛と柔の対比がいいです。クライマックスで第一、第二vlが交互にクレシェンドしていきますが、限界のところでブラスが引き継ぐようになっていますね。

ゴツゴツしたアクの強い響きは一切聴かれず、全体に清朗なサウンドです。弦も清潔ですが、モダン弦らしいコシの強さも要所で聴かせて味を出します。語るようなデリケートなデュナーミクが全曲集中させます。他の誰も気付かなかった美の掘り起こし、これがアーノンクールを聴く楽しみです。
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