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Haydn:Sym No.45「告別」  

ハイドンの疾風怒濤期の作品で古くから親しまれている、Sym No.45「告別」だが、あらためて聴くほどに創意を凝らされた傑作である、嬰ヘ短調という異例の調を用い、第1楽章、アレグロ・アッサイは只ならぬ開始、単一主題で追い込んでいく、後半、展開部に入るが[108]でここだけ登場する主題がある、 
sc01 102 b
形式上、[141]からが再現部と思われるが、ここからが型破りで展開部以上の聴きどころ、
sc01 137 b
第2楽章はイ長調、この時期特有の夢想的な緩叙楽章に引き込まれる、第3楽章メヌエットは嬰ヘ長調(♯が6つ)で書かれ、終止形で終わらず、終楽章(嬰ヘ短調)へ続く、緊迫感を帯びたプレストが駆け抜け、アダージョ(イ長調)が続く、ここからハイドンは全パートを1段ずつに分けたスコアにしている、vnも4パートに分け、fagやcbも独立して書かれている、
sc04 adagio
奏者が退場するにつれ、段数が減っていき、最後はvn1と2の2段で終わる、
またこの楽譜からエステルハーザのorchには通奏低音のチェンバロは無かったとされる、各奏者は退場前に短いソロを演奏するが、ハイドン自身はvnを弾いていたそうで、チェンバロ奏者がいたとしたら、退場前のソロを書いてしかり、という根拠である。

R.ランドン版の楽譜に基づき、ロマンティシズムの垢を取り払った演奏を初めに聴かせたのはアンタル・ドラティだろう、
a d hay s45 you
you tube:Haydn Symphony No 45 F sharp minor 'Abschied', Antal Dorati Philarmonia Hungarica
古楽器orchの演奏も多く出たが、全集録音の中で特に気に入っているのがホグウッド盤で、緻密な中にも弦が程よくしなやかで味わいがある、C.ホグウッドも先述の根拠でチェンバロの通奏低音は省いている。
hog hay s45 you
you tube:J. Haydn - Hob I:45 - Symphony No. 45 in F sharp minor "Farewell" (Hogwood)
なおDECCAから出ている古楽器orchによる全集はホグウッドとブリュッヘンの録音が互い違いに入っており、異質で統一性がない、
haydn all sym
疾風怒濤期を聴くなら、ホグウッドの未完の全集のほうが良い、
hog_20190611100147260.jpg

この曲の実演では終楽章のアダージョに演出が要る、アダム・フィッシャーが気合いの入った演奏とともに楽しませる^^
a f hya 45 you                                                    
you tube:Joseph Haydn - Symfoni nr. 45 (Farewell) - DR UnderholdningsOrkestret - Adam Fischer

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category: F.J.ハイドン

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