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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

ハイドン:Sym No.70  

偶然だがハイドンの"0"の付くキリ番交響曲には面白い曲がくる、S.ラトルもキリ番のNo.60「迂闊者」、No.70、No.90をレコーディングしていた、 
s r hay sym
このほかNo.30「アレルヤ」、No.40、No.50、No.80、No.100「軍隊」、いずれも珍しい書法で特徴的だったり、ユーモアが効いた曲が揃っている、

今日は70番、小作りで継ぎ接ぎ感のある曲だが、終楽章が傑出して素晴らしいのが特徴、 
ハイドンがSymの60番~70番代を書いた頃の1770年代後半、エステルハーザに新しくオペラハウスが造られ、ハイドンはオペラの作曲、上演が忙しくなり、交響曲は空白期間だったらしい、何曲か書かれた交響曲もオペラ音楽から転用された楽章があった、No.70ニ長調もそんな時期の曲と思われる、
第1楽章は一応ソナタ形式だが、何か劇音楽用に書かれた曲の転用とも推測される、活気に満ちて面白いが、いつものような内容はない、
第2楽章は「二重対位法のカノンの見本」と珍しくタイトルが記されていて、バロック的な書法も用いた変奏曲、ニ短調の悲歌的な主題が長調に転じ交互に出る、flが重なる短調部分の変奏が魅力だ。
メヌエット、総奏で始まる堂々とした主題、トリオ含めとくに凝ったところはない。
終楽章、ニ短調で第1の主題はppで聴力検査の信号音のように始まり、奇妙な導入部となる、
sc04 01
フェルマータを置き、[27]から「三つの主題を持ち、二重対位法による」と記されたフーガに入る、[44]から管楽器も主題の演奏に加わり、timpも第1のテーマに対応できる、
sc04 23b
[120]からクライマックスで連続バスが入るが、バロック期からの定型、
sc04 119
短いながらバロック様式を見事に取り入れた楽章、終わり方もユーモラス、この終楽章が隅に置けない作品にしている。
因みにSym No.40の終楽章もNo.70の前身的なフーガ楽章になっている、

今日はC.ホグウッドとG.アントニーニの演奏を挙げる、終楽章だけでもお勧め、
hog hay s70 you
you tube:J. Haydn - Hob I:70 - Symphony No. 70 in D major (Hogwood)
001_20190616164250bbc.jpg
you tube:J. Haydn: Symphony No. 70 | Giovanni Antonini | Il Giardino Armonico (Haydn2032 live)

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category: F.J.ハイドン

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