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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

N.ノース:R.de.Visée Lute曲集 (LP)  

2014年の元旦、息子といつもの名古屋の中古ショップに行ってみたら休みだったが、スマホで調べ、金山の支店は営業とあるので足をのばした、そこはクラシックコーナーは多くはないが、そこでポツンと見つけたこのLP、久しぶりに廻してみた、 
n n visee lp01
ロベール・ド・ヴィゼ:テオルボほか曲集
ナイジェル・ノース(Theorbe、Guitar、Lute)
1978年 オワゾリール 英国盤

今はリュート界の大御所である、ナイジェル・ノースのソロ・デビュー盤で、一旦失い、再度欲しいと思っていたLPだったが、CD化されず、手に入る確率は低かった、ノース、24歳頃の録音でロベール・ド・ヴィゼの作品のみ、
楽器はテオルボが2種(通奏低音でも使われるAチューニングと4度高いDチューニングのソロ・テオルボ)、バロックguitar、バロックlute、合わせて4つの楽器を使い分けた凝ったもの、
曲目
n n visee 01
使用楽器
instu.jpg
ノースはその後ヴィゼを録音していないので貴重だが、この時期からひじょうに完成度の高い演奏で恐れ入る;
リュート属の幽けき響きは録音法で量感を補強できるが、あまり現実離れしてもいけない、当録音は自然な量感で、テンションの緩い脱力感でゆったり聴ける、アナログ期の好録音だ。
002_20190703121401f72.jpg
1面はAチューニング・テオルボの深い響きで魅了し、後半、Dチューニングに替え、序曲「ヴェルサイユの洞穴(La grotte de Versaills)」から雰囲気を変える、
2面の前半はバロックguitar、序曲「ヴェルサイユの洞穴」のギター版を再度聴かせる、後半はバロックlute、楽器が替わったときの雰囲気の変化がいい^^まず嬰ヘ短調の組曲で終曲のジーグが好きな曲だ、最後が「ムートン氏のためのトンボー」、これが深みがある。

ロベール・ド・ヴィゼ(1650?-1725)はルイ14世に仕えたヴェルサイユ楽派で、リュート属のための作品にも明確に雅やかな旋律があり、分散的な音のなかにもそれが聴き取れる、同作品を管楽器を加えた室内楽に仕立てた曲も曲集に収まっている。

N.ノースの演奏はyou tubeにないが、
ヴィゼの同じ曲(Prélude)を4種の楽器で弾いた面白い動画があった、テオルボ、バロックlute、バロックguitar、クラヴサンの順である、
visee pre you
you tube:Robert de Visee: Prelude in 4 versions
わずか5コースしかないバロックguitarでも表現できてしまう、これは調弦法の妙にある。
b g
tuning.jpg
各楽器の調弦法、*テオルボはAチューニング、ソロ・テオルボはこれが4度高くなる

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: Lute music

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コメント

これはまた懐かしいLP。

この頃は、ノースとほぼ同年代のリュート弾きが次々と出てきましたね。
ホプキンソン・スミスは少し年上ですが、ヤコブ・リンドベリ1952年生まれ、
今村 泰典1953年生まれ、コンラート・ユングヘーネル1953年生まれ、
ポール・オデット1954年生まれなど・・・

うん、自分とも同世代だ ^^;

リュートの奇士 #nLnvUwLc | URL
2019/07/03 22:32 | edit

奇士さん こんばんは

リュート・ラッシュの世代=我が国でいう団塊の世代、
自分も入るな~^^;
道楽オヤジにはうってつけの1つでしたね、
みんな元気で、現役を続けるのを切に願いたいです。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/07/03 22:57 | edit

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