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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

リュートの再調整: とにかく低く、  

リュートの調整は「あちらを立てればこちらが立たず」のような微妙なところを狙うことになる、妥協する部分もあるが;
この11コースluteも1年ぶりに使ってみて難点が見つかってきた、 
11c_20190723101140a1d.jpg
フレットガットの径はこれ以上ないセッティングにしたはず、
201708220.jpg
1フレットは十分太いが、それでもナットが少し高いようで、1ポジションの押さえがやや深い、もう少し下げたいが、ここで注意点は、下げすぎると開放弦がフレットに当って雑音が出る、それが出なくとも、バロックluteでよく行なうハイポジションから開放弦へと跳躍スラーした際に弦がフレットに当たることがある、以上の不具合を出さず、できるだけ低くする^^;
また低音弦に行くほど弦の振幅が大きくフレットに当りやすいので、低音弦側は低くしないよう傾斜を付ける必要がある、
20190723101135a0a_20190727201508d2a.jpg
平板にサンドペーパーを敷いて、注意して力を加減しながらナットの底面を削る、
いつも「削り足りないな」ということが多いので、今回思い切ってやったら削り過ぎて、1コースが1フレットに接触寸前;;そこでいつもの手で、ナットの下に厚さ0.2mmの樹脂板を挟んだ、運良く、ぎりぎり低く、不具合が生じないところに修まった^^
11c 04
11c 02
弦高が高くて良い事は何もない、0.1mmでも低い方へ持って行く;

リュートに限らず、"古楽器"と言いながらモダン楽器化しているところがあり、現代の演奏環境がそうさせている、バロックvnでも奏者によってテンションはだいぶ違うと聞いた。
リュートも大勢に聴かせるプロ奏者はいくらか楽器に負担をかけているかもしれない、とてもよく鳴るけど長持ちしない楽器も作られ、これも真正な古楽器ではないかもしれない、
バロック期当時は弦のテンションも今の(とりあえずの)標準よりもっと低かったと思う、とくに低音弦は緩かっただろう、バスライダーという応急的な弱い構造に弦を張ったのだから;弦高も低くないと対応し辛い曲が多い。

ふと思い出して聴いたのが、シギスヴァルト・クイケン指揮、La Petite Bandeのハイドン Sym No.6~8「朝、昼、晩」
S K hay sym 6-8
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古楽orchの中でも群を抜いて弦楽がしんなりとして、弦のテンションが低い感じに聞こえる、
音が団子にならず、ガラス細工のような響きが溶け合う、緩叙楽章で弦の和声が鮮やかに魅了し、コレッリの合奏協奏曲のようだ、ハイドンが指揮したエステルハーザのorchもこうだったのではないかと思わせる、ヒストリカルに拘るクイケンらしい1枚である。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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