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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

リュートの個性 II  

今朝は7時頃から十分暑く、クマゼミが鳴き出した、クマゼミを聴くと、小学生の頃、早朝のラジオ体操を思い出す、今はあまり早起きしても、お昼前にまた眠たくなってしまい、車の運転が危ない;

先日のバロックluteに続き、今日はルネサンスlute、これも同じ古楽器でありながら、様々なタイプがあり、選ぶのに迷う、手元にある2つも外見は同じようでも、かなり個性が違う、
7c lute
7コースlute Jun Matuo 2010年 弦長58.5cm
6c lute
6コースlute 英国製 '80年代 弦長60cm
上の楽器は比較的新しく、製作家の過去の楽器と比べると響板がやや薄くなったようで、反応のよい、いかにも響板がよく振動したような鳴り方をする、近年はこのタイプがよく作られる気がするが、どうしてもブリッジ前後のうねりは生じてくるようだ、今のところ、ほぼ支障はないが、もう少し進めば調整が必要かもしれない、
下の楽器はラベルが貼ってなくて、わからないが'80年代くらいの作だろう、この楽器は購入時、ペグの具合が悪かったので全て交換してもらった、新しいペグに合わせ穴を開け直すが、元のペグが細かったので具合良くできた。響板は厚手のようで、うねりがまったくと言えるほど生じていない、明らかに上の楽器とは鳴りの性質が違い、高域はくっきり芯があり、低音は独特の雰囲気でよく前に出る、19世紀ギターのようにボディ内の空気共振が有効に働いた感じである、響孔飾りの隙間が大きく、開口面積も大きくなる、全コース、ユニゾンに張るとヴィウェラの曲に雰囲気が合う;

ところでルネサンスluteには2種類のタブラチュアがあり、これはフランス式と呼ばれる、
tab 02
一番上の線が第1コースを表し、五線譜のイメージで一番上が高い音、という感覚で捉える、ポジションはアルファベットで書かれる、
一方これはイタリア式、
tab 01
一番下の線が第1コースになり、実際楽器を構えると第1コースが下になり、鏡に映した感覚、開放弦:0から順にポジションは数字で表す、どちらかに先に馴れるともう一つが結構やりにくい;バロックluteでは殆どフランス式なので、割合としてはフランス式を見ることが多い、
音の伸びないルネサンスluteでは「フィゲタ奏法」という、親指と人差し指を交互に使い、音価を細かく割った旋律を弾く、というのが特有の語り口である、人差し指の往復で弦を弾く「デディリオ奏法」というのもある;

you tubeより、先日のロブ・マッキロップのluteを1曲、これはガット弦を用いている、
lute you
you tube:Lachrimae Pavan by John Dowland - Rob MacKillop, Lute

ルネサンスluteと同時期、スペインではもっぱらヴィウェラという楽器が弾かれ、ボディはギター型になっている、調弦法や奏法はluteと概ね共通だった。
ホプキンソン・スミスのヴィウェラで、Luys de ナルバエスの曲集
Vihuela you
you tube:Luys de Narvaez

PS.タブラチュアにはもう一つ「ドイツ式」というのがあるが、また別の機会に・・;
ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: Lute

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コメント

タブ上;Tant que vivray
下;da Milano の Fantasia (Ness 30)

ドイツ式を忘れてますよ(w

リュートの奇士 #nLnvUwLc | URL
2019/07/31 22:23 | edit

奇士さん こんばんは

>ドイツ式
めったにお目に掛からないので今回ははしょりました;
鍵盤タブラチュアの見方も含め、次の機会に書こうかと。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/07/31 23:24 | edit

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