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2つの「2つのvnのための協奏曲」  

2つのvnソロによる協奏曲というのはバロックを最後に殆ど見られなくなった、
vnとva、vnとvcのようなvn属の異なる楽器同士ならあるが、そもそも複数のソロ楽器を持つ曲が減っていった。
2つのソロによる主題の掛合い、一方が助奏する、2つが和声並行する、バロックまではこんな聴かせ方で成り立ったが、楽曲の複雑化とともに複数のソロを対等に扱い、さらに集中度の高いまとめ上げが難しくなったのだろうか、モーツァルトとハイドンの協奏交響曲あたりが最後の傑作か、ベートーヴェンのトリプルConも労作のようだが、あまり演奏されない;
"2つのvn"に限っていうと、バッハのそれが最後の傑作だろうか? 

まず、ヴィヴァルディの「調和の霊感」に含まれる2つのvnのための協奏曲イ短調 RV522はひじょうにお馴染み、楽譜を見ると、ほぼ2つのvnソロとバス旋律が骨格になっており、合奏群はtuttiの部分で和声的に響きを加えるリトルネッロ形式、
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旋律と和声の美しさで聴き手を捉えている、
T.ピノック指揮、イングリッシュ・コンサート
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you tube:A. Vivaldi - Op. 3 No 8 in A Minor, Rv 522
バッハも簡潔な書法ながら音楽の霊感に魅了されただろう、熱心に作法を学んでいる、オルガンのための協奏曲イ短調 BWV593はヴィヴァルディ、RV522からの編曲である、
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you tube:J. S. Bach - Organ Concerto in A Minor BWV 593 after Vivaldi RV 522.

次にバッハの2つのvnのための協奏曲ニ短調 BWV1043、
第1楽章、のっけからフーガ書法である;ソロのvn1と2はtuttiの部分では合奏の一員として弾く、vaにも不可欠なパートが与えられ、バスも通奏低音とフーガの一声の役を担う、簡略化の余地はない。
002_20190801104247f1a.jpg
優美な第2楽章に続き、終楽章が急き立てるようなテーマで引き付ける、2台のチェンバロのための協奏曲にも編曲されているが、やはり2つのvnの鬼気迫る演奏が魅力だろう。
アンドルー・マンゼ、レイチェル・ポッジャーによる演奏、
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you tube:Johann Sebastian Bach, Concerto for two violins, BWV 1043, Manze, Podger
もう一つ、C.ホグウッド、J.シュレーダー率いる演奏、
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you tube:♪J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043

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category: J.S.バッハ

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コメント

こんにちは。

オルガンのための協奏曲イ短調 BWV593はヴィヴァルディ、RV522からの編曲である……。
ビバルディのこの曲は何度も聞いたことがあるのですが、バッハによる編曲の方は初めてでした。
聞いてみて、あらためてバッハの編曲技術のすごさに驚きました。
「バッハが熱心に作法を学んだ」と書かれていましたが、これはこれでじゅうぶん楽しめますね。

yamashiro94 #- | URL
2019/08/01 17:20 | edit

yamashiroさん こんばんは

楽譜を比べると、バッハのオルガン編曲は原曲では簡潔だった内声を複雑化するなど、凝った内容になっていますね、技があるがゆえの遊び心というか、これがバッハ自身が書いた協奏曲の充実に繫がっているような気がします。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/08/01 20:20 | edit

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