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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

録音物:古今あれこれ 1  

今日は、アナログ盤再生に親しむ方はよくご存じの話、 
昭和のTVが普及し始めた頃、TVの音声は今みたいに鮮明じゃなく、モヤモヤしていた、
楠トシエさんはCMソングを多く歌ったが、そんな放送音でもハッキリ聞こえる声だった、
kagome_20190918095409873.jpg
you tube:とんとんトマト 楠トシエ

*新・旧のLP盤
そんな頃にはまだ本格的(HiFi)ステレオ装置もなく、我が家では簡単なプレーヤーをラジオに繋いでレコードを聴いていた、レコードの帯域バランスもそんな再生環境を想定していた、
*HiFi録音とは、低域から高域まで自然に近いエネルギーバランスで録音することで、低域ほど振動エネルギーが高い、有効な再生には、ある程度以上の大型システムを必要とする。
クラシックのレコードで古くから名盤を出しているD.グラモフォンは初期のものは俗に「チューリップ盤」と呼ばれるレーベルデザインだった、
d g od g new
左:チューリップ盤、右:新デザイン
レーベルをチューリップの図柄が囲んでいる、またジャケットの「STEREO」の表示が赤囲いになっている、
STEREO.jpg
古いLP盤はステレオであっても、当時一般の再生装置に合わせてマスタリングされたものがある、F.フリッチャイのドヴォルザーク「新世界」を比べて気付いたが、先に買ったのは再版されたヘリオドール盤だった、これはHiFi時代に入ったマスタリングがされていて、充実した再生音だが、後で見つけたチューリップ盤は中域にバランスを寄せた昔の音だった、他のチューリップ盤もそうなのか?わからない。
f f dov hf f dov dg
左:再版盤、右:初期盤
you tubeにはHiFiバランスで挙っている、いささか音源の古さはある、
f f dov sym9 you
you tube:Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178 - "From the New World" - 1. Adagio - Allegro...

*詰め込み盤
レコード盤には録音内容である音楽のほか、ノイズ成分があり、針がトレースする音や音源の磁気テープノイズ等がある、さらに再生装置がノイズを加える場合もある、このノイズ成分の割合が小さければSN比が高い(良い)、割合が大きければSN比が低いと言う、
s n
SN比が低いと、ボリュームを上げるとノイズが目立つ、
レコードの溝が大きければ、情報を入れる器としても余裕があるわけで、十分なダイナミックレンジがとれ、SN比も良くなる、よってLP盤は片面25分以内に留めるのが理想だが、30分超え~40分くらいになると細く詰めた溝になり、ダイナミックレンジを押さえ込んだ厚みのない音になってSN比も下がる、ベートーヴェンの「運命」を片面に収めるとそんな傾向になる、「第九」をLP1枚に収めるのはかなり"詰め込み"で第3楽章を途中で切ることになる。
be sym9 kasui be sym9
左:「第九」を1枚に入れたカラヤン盤、右:2枚に分けたスウィトナー盤
このようなレコードで不満だった音もCD化されて出れば十分なレンジで聴ける・・と期待するが、元のマスターテープの経年劣化が目立ち、よけい聴き辛かったりする;マスターテープがあまりに古いと、良好なレコード盤からコピーして再版する例もある。
デジタル録音になってからはこうしたノイズがなくなり、保存性もよく、小音量の古楽器の音も詳細に聴けるようになった。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: Low cost audio

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コメント

感謝いたしてます。

こんにちは、早速とても詳しい記事をアップしてくださいまして感謝でいっぱいです。
レコードも古いものは初出とリマスターで違う事や、レコードの溝に余裕を持ったものと詰めてあるものとの音の違いが理解できます。
CDではどこを聴いても同じ音質で、それが当たり前だと思っていた私にはとても新鮮で知っておきたかった知識です。
レコードの音が好きになった私はこれからも大切にしていこうと思っています。

ありがとうございました。そしてお手間を取らせてしまいました事、申し訳ございません。

よしな #- | URL
2019/09/18 14:27 | edit

よしなさん こんばんは

こちらも楽しみで書いていますので、どうぞお気遣いなく、
また続編的な事を思いついたら書いていきたいです。
CD時代に入って、一度はレコード盤もプレーヤーも手放し、
近年になって再収集して楽しんでいるところです、
そのへんのお話も・・と思います。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/09/18 23:40 | edit

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