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バッハの編曲術:ヴァイオリン⇒鍵盤  

バッハのチェンバロ協奏曲の多くは旋律楽器のための協奏曲からの編曲であり、唯一BWV1061(2台のcembのための協奏曲)だけが、鍵盤用オリジナルである、 
原曲が残っている曲と失われている曲があるが、ブランデンブルク協奏曲 No.4もcem協奏曲 No.6へと編曲されている、
まず、原曲をフライブルク・バロックOの演奏で、終楽章
Freiburger Barock you
you tube:Bach: Brandenburg Concerto No. 4 in G major, BWV 1049 (Freiburger Barockorchester)
チェンバロ協奏曲への編曲に当たっては原曲のト長調から1音低いヘ長調に変更している、これはcembの甲高い響きを避けるためという説があるが、リコーダーはやや響きにくくなる、
原曲のvnソロパートをcembが取っているが、第2楽章ではリコーダーのソロ部分もcembに移している、終楽章ではvn的な技法部分[106~]があるが、鍵盤技法に変えている、
bwv1049 03
vn譜
bwv1057 03
cemb譜
アンドレアス・シュタイアーのcembで、終楽章
Staier you
you tube:J.S. Bach Harpsichord Concerto in F major BWV 1057, Andreas Staier

次にバッハの協奏曲で最高傑作に類するcemb協奏曲No.1ニ短調BWV1052だが、これは失われたvn協奏曲からの編曲と見て間違いない、あまり甘美ではなく、鉄光りのような主題が飽きがこない。ニ短調はvnの弦上の技法に合うので調は変えていないだろう、vnの同音異弦の技法をそのまま移し、原曲の緊張感を維持している、
bwv1052 cemb
cemb譜
cembではここを2段鍵盤を交互に用いて弾く例もある、
アンドレアス・シュタイアーのcembで、
bwv 1052 cemb you
you tube:J.S. Bach Harpsichord Concerto in D minor BWV 1052, Andreas Staier
原曲のvn協奏曲は失われており、多くのvn奏者が各々、復元編曲して演奏している、原曲はRobert Reitz(1884-1950)による復元でBWV1052Rとする出版譜もあるが、今やこのまま使う奏者はいないだろう、
02 bwv 1052 vn
R.Reitzによるvn譜
両曲残っている曲はバッハの編曲術を知る貴重な資料だが、原曲の聴きどころを壊さない方針ながら、意外に変更していたり、そのままに近かったり、case by caseのようだ、復元するに当たっても、確信のもてる復元は難しいと思われる。
ベルリン古楽アカデミーでソロを弾くMidori Seilerは一段とvnらしく自然な復元編曲を試みている、速めのテンポを取りながら、cemb協奏曲として演奏する際よりもvnの柔軟な弓さばき、強弱法を合奏群も含め全体の基調にしている、
bwv 1052 vn you
you tube:Bach - Violin Concerto in D Minor BWV1052 - Mov. 1/3-3/3
全楽章、順に再生される
このCDで読み取り面が黒いのは初めて見た、必要な波長は反射している、
20180824.jpg02 20180824

ご覧いただき、ありがとうございました。
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