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Goltz:ハイドン 交響曲80番ほか  

ゴットフリート Von Der ゴルツ:指揮&vl フライブルク・バロックO、80番の演奏がもう少し欲しくて求めたものです。
録音法が直接音主体の力強いもので、間近に聴くような克明な弦の響き、野獣が吠えるようなナチュラル・ホルンの響き、最新のT.Fey盤(hanssler)に近い感じです。低音もよく響いて懐深いサウンドです。

hay 80 etc

交響曲80番
第一楽章、劇的な第一主題とおっとりした第二主題の対比が面白い、トラヴェルソのほんのりした響きが第二主題のキャラに合っているし。展開部も2部に分割したような書き方で、第二主題で前半を閉じ、長い休符を置いてまた調を変えた第二主題で次が始まる、ここがいい;提示部では最後にちらっと出てくる第二主題に結局は主役を奪われた感じ。再現部はかなりカットされた状態のようで終結があっけない。アイデアいっぱいのハイドンならではの楽章です。
第二楽章、1st:vlの主旋律、Goltzは心地よいレガートにしますが、伴奏パートは適度に切り、気分を引き締めます。ポリフォニックな部分も置き内容の豊富さを楽しませる緩叙楽章です。バス部に他のパートをオクターブ・ユニゾンで重ね、力強く聴かせるところ、「十字架上の七つの言葉」にも登場する響きです。これは終楽章でも出てきます。
第三楽章、トリオの旋律、崇高ですね、教会旋法を用いただけで気分がかわります。
終楽章、第一主題はアウフタクトと次の音がシンコペーションのせいで、赤線のようにズレて4/4拍子に聴こえてしまい、一度間違えて聴くと癖がついてしまう;テンポが速いのもあって、惑わされます。
hay sym 80
展開部は弦で第一主題を弾いた後、木管で繰り返す、このあたり聴き手は手玉に取られた感じがします;しかし充実している。

ヴァイオリン協奏曲No.1
交響曲では「朝」「昼」「晩」の三部作を書いた頃でしょうか、克明な録音も手伝ってか、Goltzのvlソロが味わい深く、ノンヴィブラートにより重音奏法が一段と美しく聴こえます。第二楽章は「朝」を思わせる開始ですが、あとはピッチカートの伴奏のみでvlソロを聴かせます。シンフォニックな要素が少なくても全曲引き付けるのはハイドンが一流のメロディー・メーカーである証しですね。終楽章のソロは快活な切れ味を聴かせます。

交響曲49番
第一楽章、緩叙楽章ですからリズムの切迫感はありませんが、只ならぬエネルギーの内在を感じる楽章です。80番の第二楽章よりレガートな演奏をしていますが、こちらの楽章にはふさわしい表現と思います。フレーズが移るときの息を呑むような感覚が引き付けます。楽章の後半はさらに凄いです。
第二楽章、そしてこの短調の急楽章が続く、とても効果的な配置ですね。Goltzの演奏はとても快速ですがぴしっと決めています。弱音で上声と低音がカノンするところがありますが、弱音でも低音の響きに重量感があり、この部分の魅力が際立ちます。ここは録音の効果もありそうです。
メヌエットは速くせず適切なテンポ、急楽章に挟まれているので、ここは落ち着かせるところでしょう。
終楽章、Goltzはとても快速にします、後半も反復ありで3:07、ちなみにT.Feyは3:03、違いはT.Feyは途中から僅かに加速する感じですが、Goltzは整然と推進力をつけます。
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category: F.J.ハイドン

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