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弦楽器の変遷  

初期のバロック音楽を立ち上げた一人、クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)が生まれる前にはヴァイオリン属はすっかり完成していた、現存するvnで最も古いvnがアンドレア・アマティ(1505-1580)の楽器だそうだが、1566年作という楽器を見ても、現在のvnとまったく同じ姿である、ヘッド部のスクロール・デザインなど細部まで! 
amati.jpgAndrea Amati
vnは突然完成した、とよく言われるが、その元となった楽器は中世からある、レベックやフィドルと呼ばれる弓弦楽器に違いない、しかし試行錯誤してvnへと発展していく過渡的な楽器が残っておらず、あるとき誰かが今の完成形を考案したかのように思える?また、音楽と楽器の発展は並行して進むと思うが、楽器だけ先に準備されたかのようで、歴史的な謎である、
rebec.jpgRebec
fidel.jpgFidel
弦楽器のボディはその音域に合わせ最も効率的に鳴るサイズを探ってきただろう、これはボディの固体としての振動に加え、ボディ内の空気共振も補助として鳴り、響孔から発する管楽器的要素も持っている、ボディの内容積と響孔の大きさで最大共振数が決まってくるので、その値は重要である、空気は低域のほうに共振させると豊かな音になる、vnはそれも始めからBestに作られているようだ、

ビウエラ、バロックギター・・と続いてきたギター属は指ではじくヴァイオリンあるいはヴィオールの仲間として存続してきたように思える。
バロックギターから初期の19世紀ギターまで小振りのサイズを維持してきたのはその音域に対し最も効率的だからではないだろうか、以前、所持していた19世紀ギターのボディ容積と響孔の大きさから「ヘルムホルツ共鳴器」の原理で共振周波数を計算してみた、
20191003.jpg
guitar frequency
92hzほどになった、これは⑥弦の3か4ポジション(GかG♯)に相当する、弦を鳴らし響孔に手をかざすと、この付近の音程で空気の振動をよく感じる、中の空気も上手く鳴っている。
この時代のギターがvn属と響きの相性がよいと言われるのは同じ性質で音を発しているからかもしれない?

ここでお気に入り盤、エウロパ・ガランテによるL.ボッケリーニの曲集から、ギター五重奏曲 ニ長調G.448「ファンダンゴ」を聴いてみる、ギターはジャンジャコモ・ピナルディ、
getimage 02
Giangiacomo Pinardi
e g you
you tube:Quintetto IV in re maggiore g.448 ᐸᐸfandangoᐳᐳ:
I.Pastorale II.Allegro maestoso III.Grave assai IV.Fandango
楽器のデータはないが、おそらくロココギターとか呼ばれる、バロックと19世紀の間に位置する楽器だと思う、聴き始めにはっきり、モダンギターとは質の違う音がわかる、

現代の一般的クラシックギターはA.トーレスが作ったスパニッシュtypeが元になっていて、19世紀ギターの流れとは枝分かれするだろう、ボディは大幅に大きくなり、内容積から計算するとヘルムホルツ共鳴器の共振は⑥弦開放:Eよりずっと低い周波数になる、目立った空気共振は利用せず、絶対的に広い響板の振動と内部からの反射音で音量を得る方式だと思う。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: L.ボッケリーニ

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コメント

こんばんは。

このギター協奏曲第4番を思わず何度も聴いてしまいました。
聴いていて楽しい?曲ですね。
原曲は弦楽五重奏曲でしょうか。
わたしにとって、ボッケリーニと言えば、高校生のころに聴いたメヌエット。
あとはチェロ協奏曲変ロ長調。
このくらいしか知りませんでした。

yamashiro94 #- | URL
2019/10/20 18:27 | edit

yamashiroさん こんばんは

これはオリジナルがギターと弦楽が組んだ五重奏曲で他にも数曲あります。
ギターの2重奏にした編曲譜もあります、
ボッケリーニはイタリア時代に書いた曲も良いですが、スペインに移り、
王室付き音楽家になってからの作品が当地の風土、趣味に合わせた作風に
変わり、室内楽曲が魅力的で興味深いです。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/10/20 20:17 | edit

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