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rプロセス  

金やプラチナほか鉄より重い元素が大量に作られる環境として、中性子星合体が候補に挙げられ、理論シミュレーションによって重元素が生成される様子が予測されていた、しかし実際の中性子星合体の観測から、確認されてはいなかった。 
2017年8月、史上初の中性子星合体による重力波「GW170817」が捉えられたが、複数の望遠鏡で追観測され、中性子星合体が放った電磁波放射現象「キロノバ」を様々な波長に分けて記録した、このキロノバは「rプロセス」という中性子の割合が非常に高い環境で起きる核融合反応連鎖(速い中性子捕獲反応過程)による放射である、
デンマーク・コペンハーゲン大学のDarach Watson氏らはこれらのスペクトルをあらためて分析、紫外線から近赤外線の間から、重元素の1つ、ストロンチウムの存在を確認した、中性子星合体の観測に基づく、初めての重元素生成の様子である、
001_20191102091425fc7.jpg
2017年8月17日に重力波信号が検出された後の12日間にX-Shooterが取得したキロノバのふるまいの変化を示すスペクトルのアニメーション動画、
you tube:Animation of spectra of kilonova in NGC 4993
初めのうちは短波長(左)が強く非常に青いキロノバが、日が経つにつれて赤く暗くなっていく(縦軸:明るさ、横軸:波長)
(資料:ESO/E. Pian et al./S. Smartt & ePESSTO/L. Calçada)

002_2019110209142684b.jpg
研究成果の紹介動画(資料:ESO/L. Calçada)
you tube:Neutron star merger animation and elements formed in these events

ストロンチウムは化学反応しやすい元素で、花火の「赤」の発色剤として用いられる、太陽サイズの星が赤色巨星となった内部など、中性子の割合が低い環境で起きるsプロセス(遅い中性子捕獲反応過程)でも作られる、ありふれた元素のようだ。

ところで、今年4月8日、史上初めてブラックホール・シャドーの直接撮像に成功したが、中性子星(パルサー)の大きさは半径10km程と極端に小さく、その本体を見るのは無理だろう、見えるほど近くにあったら太陽系は壊滅する;
neutron_star.jpg想像画
ただし両極に吹き出すジェットや周囲に拡がるパルサー風の様子は捉えられている。
Crab pulsar
you tube:かにパルサー
これは約1光年の範囲でガスが移動する様子を数週間おきの撮像で動画にできる、という凄まじい動きである、

これは「コズミック ハンド」でお馴染み、ガスが手の平のように拡がっているがこの形になった説明は難しいらしい、手首付近の明るい部分に中性子星がある、
PSR B1509-58
PSR B1509-58
指が4本しかない・・?このように小指を折った状態かも^^
004_201911020914287c2.jpg

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category: 宇宙・天体

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コメント

>コズミック・ハンド
<たぶん、親指と小指を前に、中3本が上に、ではないかと。
左の明るい部分が小指ね。
私には、両手を前につき出した幽霊に見える(w

リュートの奇士 #nLnvUwLc | URL
2019/11/03 23:38 | edit

奇士さん こんにちは

約1700年前の超新星残骸らしいですね、
X線観測でこんな形に見えるそうですが、
神がさりげなく存在を示したものかも^^

michael #xNtCea2Y | URL
2019/11/04 14:43 | edit

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