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量子テレポーテーション  

昔の学者には光速は無限で、どんな遠くへでも瞬時に到達すると考えた人もいたが、ガリレオは否定した、ランプに灯をつけて、初めて周囲が明るくなるという因果関係がある以上、光は時間をかけて移動しているはずだと考え、光速の測定も試みた、
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ガリレオの方法では失敗したが、後の時代、天体を利用した測定や地上で装置を用いた測定により速度がわかってきて、秒速約30万kmと、光速は有限であることが実証された、
瞬時(時間ゼロ)というのには物事の因果関係が破綻してしまう問題がある、

量子もつれ関係にある粒子を使ってどんな遠方にも情報が瞬時伝達できる・・云々とかいう情報もあるようだが無理らしい、
量子もつれ(エンタングルメント)関係にある電子のような2つの粒子は互いに離れた距離にあり、それが何万光年でも1対の関係を保つことがわかってきて、片方の状態(スピンの方向)が瞬時にもう片方へ反転して反映するが、情報を伝達する粒子のようなものが飛び交うわけではない(もし伝達粒子があるとすれば光速を超えて行き交うことになる)、何が遠隔作用を起こしているのか、わからないが、とにかく量子もつれ関係のペアだけは空間を超えてリンクしているような瞬時関係なのが証明されており、これを「量子力学の非局所性」と言う。
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また1つの粒子は上向きスピンと下向きスピン、両方の状態を重ね合わせて持ち、観測したとき、どちらかに決まる(状態の収縮と言う);
*人間が観測するという行為は光子を当ててみるなど、どうしても粒子の状態に影響することになり、可能性のある1つの状態に収束する、
*E.アインシュタインは光速を超えるような奇妙な遠隔作用はあり得ず、ペア粒子の状態は観測する前から決まっていると反論した。


二人の観測者A氏とB氏がひじょうに離れた場所で、量子もつれ関係にある粒子をそれぞれ持っているとする、ある時点でA氏が手元の粒子を観測したら上向きだった、その瞬間、B氏の持つ粒子は下向きのはずだ、しかしB氏も粒子の状態を知るには観測しなければならない、その観測行為はA氏の粒子に影響し、仮にB氏の粒子が下向きだったとすれば、A氏の粒子は上向きのはず、ということになり、どちらが"原因"なのか決まらない;
またお互いの観測結果がどうであったか伝え合うには別の通信手段、つまり従来の電波通信等でやり取りするしかない;
量子もつれだけを使ってA氏からB氏に何かを通信する、という人為的な要素を乗せて伝達することはできず、情報の瞬時伝達は不可能であることを示す。
因果関係のある行為を瞬時に行なうのは不可能で光速は超えられない、というのは過去にタイムスリップ出来ないのと同じようにこの世界の鉄則かも・・?
3つ以上のもつれ粒子を使った量子テレポーテーションによる情報通信ネットワークの技術も電波など従来の通信手段の助けを要するそうだ。

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