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J.M.クラウス:Sym C minor VB142(スコア)  

北欧のスウェーデンで活躍した、ヨーゼフ・マルティン・クラウスは初めて聴いたとき、数多の古典派作曲家とは違う独創性に惹かれた、 
Joseph_Martin_Kraus_20191115093012411.jpg
Joseph Martin Kraus(1756-1792)
C.W.グルックの劇音楽の影響も受けているとのことだが、短調作品の深淵な趣きはグルックの影響かもしれない、グルックの「アルチェステ」序曲とクラウスの「オリンピエ」序曲を聴いてみると覗える気がする、
Gluck Alceste you
you tube:Gluck Alceste Overture John Eliot Gardiner
kraus o you
you tube:Joseph Martin Kraus - Ouverture to Olympie
この短調の序奏部の効果は交響曲にも活かしているように思える、
交響曲ハ短調VB142は先に書かれた嬰ハ短調VB140から改作され、ハイドンに献呈された曲だが、メヌエット楽章を除き3楽章としている、ハイドンでさえ、それまでこれほど聴かせる序奏は書いていなし、短調交響曲には1つも序奏を付けていない、
クラウスのSymで最も演奏されるVB142だが今回、スコアを見ることができた、
vb142 01
序奏の冒頭
これでわかったのが、弦楽はvaも2パートに分け、vcとcbも各々単独パートになっている、多くの部分で同一に重なるが、必要な所では別声部にしている、またobとfagが各2本、hornは4本もある、
第1楽章はユニゾンの力強さも聴かせ流麗な部分に多声でポリフォニックな書法を見事に織り込んでいる、提示部の反復指定なく、展開部に繫がる、[149]からが展開部と思われる、
vb142 0102
第2楽章は変ホ長調で書かれ、変奏的書法に対位法的書法が組み合わさっているようだ、多声に分けた声部が活かされる。
終楽章、これは魅力な楽章で引き込む、原作のVB140より展開部を充実させている、[102]から単独のcbがより懐深く引き付ける。
vb142 0301
you tubeはG.アントニーニ指揮、Kammerorchester Baselのライヴで、
20180709_20191115093009cee.jpg
you tube:Kraus Symphony VB 142 | Giovanni Antonini | Kammerorchester Basel (Haydn2032 live)
管と弦合わせ14パートあり、第1楽章は全ページの半分を超える長大さ、献呈されたハイドンはクラウスの技量と斬新さに目を見張ったかもしれない、タイプは違うが「モーツァルトに匹敵する天才」と言わしめたという、ハイドンはこのすぐ後くらいに、No.80、No.81という斬新なSymを書いている。

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