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Beethoven:vn協奏曲のカデンツァ  

ベートーヴェンの名作、vn協奏曲ニ長調op.61には作曲者によるカデンツァが書かれていないだけに、vnソリストがどう演奏するかも興味の対象となる、ベートーヴェンはvnには熟達していなかったので書かず、ソリストに任せたらしいが、曲に相応しい内容が必要だ。 
なお、このvn協奏曲は周囲からの勧めでベトーヴェン自らpf協奏曲(op.61a)に編曲しており、この際はカデンツァも書いている、
のちにvn用のカデンツァはじつに多くの人が書いているが、よく演奏されるのは、J.ヨアヒムやF.クライスラー版あたりか?
*以下、you tubeはカデンツァ部分をピックアップ
H.シェリングはJ.ヨアヒム版を用いている、
H S be vn con
you tube:Henryk Szeryng & Bernard Haitink L.v.Beethoven Violin Concerto in D major, Op. 61
A.S.ムターはクライスラー版を演奏、巧みに2声で書かれたところが聴き応えである、
小澤征爾指揮:ベルリン・フィルとの共演で、会場はウィーン ムジークフェラインザール、
be vn con mo
you tube:Beethoven: Violin Concerto in D major, Op. 61/Anne-Sophie Mutter
*ここでベートーベンが書いたpf 協奏曲編(op.61a)のカデンツァを・・演奏はpf:イェネ・ヤンドー、指揮:ベーラ・ドラホシュ、ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア
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you tube:Beethoven - Piano Concerto Op.61a: 1. Allegro ma non troppo
このpf編のカデンツァを元に、ウォルフガング・シュナイダーハンがvn版のカデンツァに書き直し、1962年にDGに録音している、
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you tube:Beethoven: Violin Concerto in D Major, Op. 61 - 1. Allegro ma non troppo
第1楽章のモチーフを印象づけるtimpをカデンツァにも用い、中間部では馬の速歩のリズムになる、斬新なベートーヴェンの発想を尊重したのだろうか、
シュナイダーハン版は、のちにT.ツェートマイアーなどピリオド指向の演奏で使われるようだ、やはり作曲者の手によるのが重視されるのか、
新しいところで、イザベル・ファウストもシュナイダーハン版を使用、ただし新時代らしい演奏でこれは全曲改めて聴いてみたい。
I F be vn con
you tube:Beethoven: Violin Concerto - Rotterdam Philharmonic Orchestra and Isabelle Faust - Live HD
近年はまた新たに書かれたカデンツァも様々聴かれる、
ヴィクトリア・ムローヴァの2002年の録音もピリオド指向で、このカデンツァは先日ハイドンSymでも取上げたチェンバロ奏者で指揮者のオッタヴィオ・ダントーネが書いたものだ、正攻法で美しいと思う、
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you tube:Beethoven: Violin Concerto In D, Op.61 - 1. Allegro ma non troppo
他にも興味深い演奏は尽きない(もちろんカデンツァのみならず)、
P.コパチンスカヤの演奏、シュナイダーハン版に基づくアレンジのようだ、
P K be vn con
you tube:Beethoven: Violinkonzert ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Patricia Kopatchinskaja

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category: ベートーヴェン

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コメント

michael さん,こんばんは。

やっぱり,クライスラー版が好きです。
ダイナミックな部分と繊細な部分を織り交ぜた全体の構成の見事さがピカイチだと思います。ムターの演奏がすばらしくて,紹介されていたYoutubeの動画を最初から全部聞いてしまいました。よかったです。ありがとうございました。

リキ #mQop/nM. | URL
2019/11/23 22:12 | edit

リキさん こんばんは

クライスラー版が一番との声が多いようですね、
ムターが16歳でカラヤンと共演したLPを持っていますが、この時点で演奏の完成度の高さに驚きます、またちょっと針を下ろしてみたいです。
クラシック界は新時代に入ってきたようで、近年の優れた奏者にも興味が湧いています。



michael #xNtCea2Y | URL
2019/11/23 23:26 | edit

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